最近、チニングでフリーリグを使う人が増えてきたような気がする。よく行く釣具店でも推奨していた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)
フリーリグでのチニング
フリーリグとは、シンカーを固定することなく、遊動式のシンカーを用いたリグのことである。シンカーを固定する場合と比べ、ワームがゆっくりとより自然にフォールする。
そして、フリーリグは、チニングの甲殻類系(エビ系)のワームと相性がとても良い。水中での動きを見てもらうとわかると思うがエビがハサミを掲げて威嚇しながら後ろに下がっているように見える。チヌからしたら、たまらない動きだ。

中海でチニング釣行
8月14日、中潮。ホームグラウンドである、汽水湖の中海(鳥取・島根県)で夕方に釣り開始。タックルは、バスロッドにナイロンライン8ポンドを巻いた中型スピニングリールを装備。ストッパー、シンカー、フックとワームの順でセットして、フリーリグが完成。フックとストッパーの間は約3cm。ワームは、ブレニアス・エムシーオケ1.6インチを使用した。

フリーリグでの釣り方
釣り方は、キャストして着底させ、ゆっくりとただ巻き。たまに、ロッドをあおってリフト&フォールを入れたり、リールを巻くのを止めて食わせの間を作ったりして誘ってみる。
リールをゆっくり巻いているとコツコツとアタリがあった。

別日の釣行ではマゴチもヒット
8月16日、大潮。ロッドをシーバスロッドに変更し、同じく中海へ。朝から雨がやんだり、降ったりだが、暑くないのでちょうどいい。この日は、チヌが泳ぎ回っている姿をよく見る。雨で水温が下がったようで活性が良いようだ。
しかし、水がクリアで警戒心は強い。姿が見えるチヌは食わすことができなかった。仕方なく、遠投してただ巻き。すると、根掛かり?何か引っ掛けたのか? でも浮いてくる。
正体は51cmのマゴチ。写真撮影後、速やかにリリース、優雅に中海に帰っていった。本命のチヌは、小さかったが最後に大物ゲストと出会えて満足だ。

釣り場のゴミは持ち帰ろう
最後に釣り場のゴミ拾い。5分ほど拾っただけでビニール袋がいっぱいになった。釣り場には多くのゴミが捨てられている。ゴミを放置すれば、釣り場がなくなることにつながる。
ゴミを持ち帰るのはもちろんだが、釣りが終わったら拾える範囲でいいのでゴミ拾いをしていただけると嬉しい。他人事と思わず、みんなで釣り場を守っていこう。

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<週刊つりニュース西部版APC・中濱友也/TSURINEWS編>
▼この釣り場について中海
この記事は『週刊つりニュース西部版』2023年9月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。