8月12日、釣友中原氏の「新潟や富山で投げ釣りをしてみたい!」という強い希望で、知り合いのキス釣り師にいくつか釣り場を教えてもらった。富山県のヒスイ海岸や島尾海岸、新潟県の糸魚川などを周り、最後はホームグラウンドの石川県・千里浜でシロギスを狙った釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:)
ヒスイ海岸でシロギス釣り
まずは富山県のヒスイ海岸へ行く。ここは越中宮崎駅の目の前にある釣り場なので、車だけでなく電車でも行けそうだ。
中原氏の苦手な砂利浜で、彼がもたもたしている間にほいほいと18cmクラスの良型を数匹釣り上げる。砂利浜では、根掛かり回避のために枝数は少なめの3本とした。付いてくるのは1~2匹で、ポツポツと拾い釣り。しかし、魚信の強さは大きく十分楽しめる。
出遅れた中原氏も参戦してシロギスをぽつりぽつり。私が近場で中原氏は遠投。そのうち「根掛かるから遠投やめた」と1~2色を2人でポツポツ釣り続けた。効率は悪いが、確実に魚信がくるのでありがたい。

ヒスイ海岸はヒスイ拾いもできる
私がツ抜けしたころには、すっかり飽きている中原氏。観光客たちが海岸でヒスイを拾っているのを見て、足元の石を拾って遊んでいる。いや、それを拾ってどうするの?割ってヒスイが含まれているか確認している。やれやれ…。
駐車場の隣にヒスイを鑑定してくれる人がいらして、見てもらうと色が残念賞らしい。一獲千金を狙っているのかは分からないが、時間がたつにつれて石拾いの家族、本格的に拾っている人たちが浜いっぱいに増えてきたため、釣りは続けられなかったかもしれない。早めに釣りを始める分には、駐車場があるし、トイレもあるし、申し分のない釣り場だった。

糸魚川と島尾海岸では撃沈
次に新潟県の糸魚川に行きたいと言うのでドライブすると、工場などがたくさんあって魚釣りという雰囲気ではない。異臭がする所もある。案の定、仕掛けをロストするなど撃沈。教えてもらったもう一つの釣り場に行くことにした。
富山の氷見にある島尾海岸に夕マヅメに到着。早速サオを出すが、うんともすんとも言わない。ここは以前にも来たことがあるが、魚信がないのは初めてだ。シロギスどころか外道もこないので見切りをつけて納竿。
「明日も釣りする!」と半ば駄々っ子のようになっている中原氏。早い話がホームグラウンドの千里浜に行きたいのだろう。夕食を取って石川県へ移動して仮眠した。
▼この釣り場についてヒスイ海岸
翌日は石川県の千里浜に釣行
翌13日は、朝から鈴なりを連発して中原氏ご満悦。結構フグにもやられるが、魚信があるのはうれしい。毎度のことだが、私は必要以上釣りをしないので、ある程度釣って納竿。サービスエリアでうどんを食べたり、お土産を買ったり楽しんでから釣り場へ戻った。

港では8点掛けも
中原氏の「もう少し大きなシロギスを釣りたいんだけど」の一言で水深のある港へ行くことにした。私は高所恐怖症なので、波止釣りには参加せずお昼寝。しばらくすると「来て来て!」と電話がかかってきて、20cmクラスの8点掛け!あらま、すごい。夕方まで楽しんだらしいが、最後は対岸に仕掛けをひっかけ、車を出して外しにいく。「何やってんの!」と私の雷が落ちて、中原氏強制納竿となった。帰宅後、さばきついでにカウントすると、2人で84匹だった。

釣れたシロギスは天ぷらに
「たまには天ぷらを食べたい」と希望があったので作ったが、なにしろ1匹がでかい。
これからは数釣りのシーズンになると思うので、入れ食いを楽しんでほしい。ビギナーにも優しい釣りが楽しめるよ!

キス釣りにおすすめの釣り竿8選 遠投&ちょい投げに最適なロッドは?
投げ釣りで『遠投100m』の壁を突破しよう:基本のオーバースロー編
遠投の記録保持者が教える「遠投」のコツ:チカライトの意味と種類
<週刊つりニュース中部版APC・美波亜紀/TSURINEWS編>
▼この釣り場について千里浜
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年9月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 上越・北陸の日本海投げ釣り釣行で20cm級シロギスの8点掛け達成 first appeared on TSURINEWS.