9月2日に福井県・おおい町若狭大島でアオリイカ狙いでイカダに乗るため、釣り仲間と出かけた様子をレポートしたい。午前8時に自宅を出発して向かったのは、若狭大島のあみや渡船。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)
エギング&ヤエンでアオリイカ釣り
午後3時前に出船。ほどなくすると目的のイカダへ到着した。私たちはこの日4人でイカダに乗り、エギングとヤエンで狙っていく。

普段アオリイカ釣りはあまりやらないのだが、毎年この時期だけ数回ヤエンでアオリイカを狙っている。いわばビギナーに近いのだが、美しい海に浮かびつつ気持ちの良い潮風を感じながら期待に胸が膨らむ。
早速エギングで狙う近藤さんと父親が、タックルの準備を始める。ヤエンで狙う吉川さんと私は、購入したアジの水合わせと追加でアジを確保するためサビキの用意だ。
ヤエンにファーストヒット
周囲はまだ明るいなかで最初にヒットさせたのは、購入したアジを付けて投入していたヤエンの吉川さんだ。ドラグがジリジリと出ていき、アオリイカの様子を伝えてくれる。

イトの出が止まるまでじっくり待ってから、吉川さんはヤエンを取り付けて投入。巧みにロッドを操作してイカまでヤエンを落としてから、サオ先を操作すると「よし乗った!」とこの日のファーストヒット。
アオリイカのジェット噴射を感じながら、ゆっくり寄せてまずは1匹目。
順調に数を伸ばしていく
ジージーとドラグが鳴って、やがて静かになった。ころ合いを見計らってサオを曲げてみると、明らかにアジではない重みが伝わってくる。アオリイカがアジを抱いているのを確信した私は、しめしめとゆっくりリールを巻いてラインに角度がついたところでヤエン投入。慎重にヤエンを送り込んでサオをふわりと立てると、アオリイカ特有の引きを感じる。ヒットだ。
ファーストランでジーッ!とイトを出されるが、やり取りはサオとリールに任せてゆっくり寄せてくる。じっくり寄せて慎重にタモ入れしたのは、この時期のレギュラーサイズだった。
そこからみんなでポツポツとアオリイカを追加して楽しんでいると、午後11時にはアタリがぴたりと止まったため、少し仮眠を取ることに。

その間ただ1人、寝る間も惜しんでエギをシャクり続けていた父親が連発。なんと1時間ほどの間に、4匹のアオリイカを釣り上げていた。
4人で40匹弱ゲット
それを聞いて仮眠していた残りのメンバーも慌てて釣りを再開。
するとシャクった後のステイのタイミングで、サオ先がトンッと引っ張られるようなアタリを感じてヒット。エギングでも1匹追加して、私の久しぶりのアオリイカ釣りは終幕となった。

この日はエギング、ヤエンともにアタリがまんべんなく出てくれて、4人で40匹弱の釣果。私は7匹の釣果で帰宅後は早速刺し身や天ぷらなどにして、家族の夕食となったのだった。

私はほとんどヤエン釣りで狙っていたが、エギングで狙っていた近藤さんと父親はエギのサイズが2号。オレンジやピンクのエギに反応が良かったようで、次回の釣行が待ちきれない様子だった。
エギングで釣れたことがない人必見 イカが釣れない7つの原因と解決策
ゼロから始めるヤエン釣法5つのポイント!アオリイカの独特な釣り方
アオリイカが釣れる5つの条件 【生態・時期・時間・場所・潮周り】
<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>
▼この釣り船についてあみや渡船
出船場所:おおい町大島
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年9月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。