今シーズン好調のハゼを狙って9月6日は三重県鈴鹿市の千代崎漁港へ流れ込む金沢川の河口へ出かけた。当日は天候が悪く降雨で中断もあったが、2時間程度で39匹のハゼをキープできた釣行の模様をレポートする。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

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金沢川河口でハゼ釣り

天候は曇りのち雨予報。雨雲レーダーをチェックすると、どんどん雲が流れ込んでいる。でも涼しくて良いだろうと車に道具を積み込んで出発。途中で雨粒がポツポツと車のフロントガラスに当たりだした。引き返そうかと思ったが、暗雲は頭上だけで雲の切れ間も見えている。到着するころには雨はやんでひと安心。だが釣り人は誰もいないので心配だ。

河口でのチョイ投げ釣りでハゼ39匹【三重・金沢川】魚影濃く短時間で手中
河口でのチョイ投げ釣りでハゼ39匹【三重・金沢川】魚影濃く短時間で手中
ハゼ釣り仕掛け図(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

午前6時すぎ、千代崎橋下の小突堤先端に釣り座を構えた。リールをセットしたコンパクトロッドを伸ばし、小型テンビン、オモリ4号を取り付け、流線7号バリにカットしたイシゴカイを刺してチョイ投げする。オモリが着底したらミチイトを張り、リールを巻きながらサビいてハゼにアピールしていく。

河口でのチョイ投げ釣りでハゼ39匹【三重・金沢川】魚影濃く短時間で手中
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千代崎橋下の小突堤のポイント(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

ファーストヒットはハゼのダブル

第1投はアタリがないまま仕掛けを回収。次は少し右方向へ投入したが無反応。3投目は左方向へ投げ込んでゆっくりリールを巻いてサビいてくると、コツコツ、プルンと初アタリが出た。リールを巻き上げると、ファーストヒットからハゼのダブルで幸先が良い。

気分良く投入を繰り返すが、3、4回投げて1匹のスローペースのヒット率なので千代崎橋下に移動した。橋脚の近くにチョイ投げすると、一発で根掛かりしてハリが1本になった。次は橋脚から離れた所に投入するとコンコンとアタった。リールを巻くと、根掛かりしてテンビンからブチっと切れてしまった。

河口でのチョイ投げ釣りでハゼ39匹【三重・金沢川】魚影濃く短時間で手中
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千代崎橋下のポイント(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

ポイント移動で連発

根掛かりが多いので見切りをつけて船だまりの下流側へ移動する。これが大正解でアタリが連発。シングルヒットに続いて追い食いを待ってアワせるとダブルヒットが続く。入れ食いだと喜んでいると、頭上に暗雲が近づき、水面には雨粒の波紋が広がりだした。

涼しくて良いと思っていたが、雨脚が強くなってきたので仕掛けを投入したまま車へ逃げ込む。コンビニで買ってきたサンドイッチをパクつきながら雨がやむのを待った。

河口でのチョイ投げ釣りでハゼ39匹【三重・金沢川】魚影濃く短時間で手中
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当日のポイント図(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

再開後もコンスタントにヒット

20分ほどで雨がやんで釣りを再開する。投入したままの仕掛けを上げると、きれいにエサがなくなっていた。イシゴカイを刺してチョイ投げすると、すぐにブルンブルンと小気味良いアタリが出て良型のハゼが水面から頭を出した。

かわいい小型のハゼはリリースしていく。

時々ゴツゴツとアタって仕掛けが走りだすと、小型のセイゴが引きを楽しませてくれる。セイゴもリリースしてハゼを狙う。ハゼのアタリはコンスタントに続いて数を伸ばし、午前8時前に納竿した。

河口でのチョイ投げ釣りでハゼ39匹【三重・金沢川】魚影濃く短時間で手中
河口でのチョイ投げ釣りでハゼ39匹【三重・金沢川】魚影濃く短時間で手中
小型のセイゴもヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

最終釣果は39匹

ハゼは9~14cmを39匹キープ。降雨のため途中で中断もあったが短時間の釣果に大満足。9月中はもちろん、ハゼの魚影は濃いので10月になっても楽しめそうだ

河口でのチョイ投げ釣りでハゼ39匹【三重・金沢川】魚影濃く短時間で手中
河口でのチョイ投げ釣りでハゼ39匹【三重・金沢川】魚影濃く短時間で手中
当日の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

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<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>

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金沢川河口
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年9月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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