伊豆でもハゼ釣りが可能な河川がある、それほどメジャーではないが地元ではいろいろな河川で釣れている。今回は、各河川の状況の調査に出かけた。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・野中功二)

伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本...の画像はこちら >>

伊豆のハゼ釣り

今回の釣行は南伊豆、伊豆の南端の河川の調査に向かった。青野川、大賀茂川、などを調査移動距離が多いため釣行時間は短めとなり、入ったポイントを次々見切る形となった。釣果サイズを見るとそろそろ最盛期となると思われる。

仕掛けは定番になりつつあるXESTAの「ハゼスプーン5g」からスタート、虫エサ(青イソメ)も用意、状況に応じてワームもチョイスしてみることに。河口なので、シンキングミノーや小型のトップウォーターも準備。この時期のターゲットメッキ(ロウニンアジ系の幼魚)の支度も万全だ。

伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
伊豆南端の河川・大賀茂川(提供:TSURINEWSライター・野中功二)

タックル詳細

今回のタックル詳細は場所、遠投も視野に入れた選択だ。XESTAブラックスターS62に小型スピニングとXESTAブラックスターソリッド2ndB65-Sのベイトロッドを準備。

伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
メッキ用タックル(提供:TSURINEWSライター・野中功二)

ベイトタックルの仕掛けは、XESTA ハゼスプ5g~10g。ラインはDUEL アーマードF+プロ0.4号。リーダーはフロロ2.5号。ハゼ釣りをやりなれた人にはおすすめのセッティングだ。初心者の場合は、ライントラブルが少ないスピニングロッドが良いだろう。

伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
ベイトタックル(提供:TSURINEWSライター・野中功二)

まずはヒラセイゴとメッキを調査

11時頃、最初のポイント大賀茂川下流域に到着、天気は晴天に恵まれた。やや南西の風が強く吹くも天候は問題なし。

最下流域の慣れた場所からのスタート、小型ミノーからヒラセイゴ・メッキアジの調査をスタートしてみる。

キャストしアクションさせると早々に小さいヒラセイゴ、小型のメッキアジがルアーを追尾するのが目視できたがルアーには掛からない。今後少し大きくなったら果敢にルアーにアタックしてくるだろう。

ハゼスプーンで本命をサーチ

次に「ハゼスプーン5g」に1本針で青イソメを付け川の真ん中付近を探る。ちょい投げから遠投。ハゼスプーンで底をズル引きして川底などを確認。

河口部は砂地のため全く変化もなくアタリもない、流心には流れ着いた海藻や流れてきた落ち葉などがありズル引きすると仕掛けに絡みつき釣りにくいが「ハゼ」はこういう所にいる。

少し上流にキャストし探ると「ガツガツ……」「ググーーッ」とアタリが。あるものの、なかなか針に掛からない。

仕掛けをキャストして餌が「ヒラヒラ」落ちると本命以外のゲストが多くなる。クロダイの幼魚が目立つ。アタリの感じで、クロダイ・セイゴ・フグ・ハゼ・シマイサキなどアタリが各魚種で異なるので慣れてくると面白い。

伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
クロダイの幼魚(提供:TSURINEWSライター・野中功二)

良型のハゼをキャッチ

「ハゼスプーン」は水底でキラキラし砂埃を挙げながら進む特性があり、ハゼに有効にアピールするため集魚効果が絶大。スプーンを追いかけて集まったハゼをイメージし着底後ゆっくりと底を感じながら引き、いままで針に掛からなかった事を考え「止め時間」を少し長めにとると「ゴゴゴ!」と竿先を絞めこむ魚信。

「おっいるいる」と誘いを続行、またもググーンと引き込むがすぐにペーンと竿先が戻り食い込まない。もう少し止める時間を長くしたら、カカーン……の後にグ~~~ンとさらに絞め込まれる。すぐさま竿が締め込まれた反対方向に竿を引き合わせた。

竿を立て良い引きを味わい良型をゲット。今日のハゼは誘いからの途中止めて「食わせの」時間を取ることがポイントだったようだ。

伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
ハゼスプーンにヒットした良型のハゼ(提供:TSURINEWSライター・野中功二)

パターンを掴んで数を増やす

パターンを発見しポイント移動。青野川上流に到着、ここも有名ポイントだ。ここでもクロダイの幼魚が猛烈にアタックとなり、本命がなかなか掛からない。ここでも止め時間を考慮すると良型のハゼが顔を出した。

地合い到来なのかいろいろな方向に投げてもアタリが頻発する。少し深い方向に投げてみると着底と同時に明確なアタリ。全般的にツツーンといったエサの端を咥えて暴れてる感じのあたりが多い誘い方をいろいろ変化させると食い気が立つ感じだ。

伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
当日最大は15cm(提供:TSURINEWSライター・野中功二)

約2時間で10匹キャッチに成功

時間が経ち、潮位の変化と光量の変化で徐々にアタリが遠のく感じがした。

満潮より干潮の方がハゼが川筋に集結するため釣りやすく、水深も浅くなるので「ハゼクランク」やのべ竿でのミャク釣りも楽しめそうだ。満潮だと水位が高くなりハゼが散ってしまい釣りにくくなる。

釣行時間は2時間程度で10匹程度キャッチできた。大賀茂川も青野川もまだまだこれからの様子だ。青野川河口ではチニングも可能なので次回にご紹介したいと思う。

伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
伊豆半島南部の河川で秋のハゼ釣り調査 ハゼスプーンを使って本命10匹手中
最終釣果(提供:TSURINEWSライター・野中功二)

安全な場所なのだが、子供などはライフジャケットは安全の為に装着させたい。まだまだ暑い時もあるので帽子や飲み物など忘れずに準備したい。日差しが強いときは偏光サングラスも準備したところだ。

<野中功二/TSURINEWSライター>

編集部おすすめ