秋本番となった10月13日、三重県津市を流れる安濃川へハゼ釣りに出かけた。当日の潮は大潮で、満潮は午後5時20分。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

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安濃川でちょい投げハゼ釣り

ポイントは安濃川に架かる安濃津橋と桜橋の間の右岸側。午後3時に到着し、堤防道路の空き地に駐車する。

河原にはセイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせ、道路脇にはススキが淡色の穂を伸ばしている。キンモクセイのオレンジ色の花からは甘い香りが漂い、秋色全開だ。

安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
釣り場ポイント詳細(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

上げ潮のタイミングで釣り開始

釣具をコンパクトにまとめ、近くの階段下のフラットな部分に釣り座を構えた。潮は上げてきているが、手前は底が丸見えだ。水深が深くなるまで周辺を探ってみようと釣り支度を始める。

安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
釣り座の上流(奥が桜橋)(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

当日の使用タックル

リール付きのコンパクトロッドを伸ばし、小型テンビンにオモリ3号をセット。流線7号2本バリ仕掛け、半分にカットしたイシゴカイを刺して前方へチョイ投げする。

オモリはすぐに着底。イトフケを取り、イトを張りながらゆっくりリールを巻いてさびく。

安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
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タックル図(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

なかなかアタリが来ない

水深が浅いのでハゼがいればサイトフィッシングが楽しめそうだが気配がない。左右に投げ分けて探っても反応なし。

静かな時間が流れていく。鴨の群れが気持ちよさそうに泳いでおり、時々グエッグエッと鳴き声が聞こえる。

シラサギは浅瀬で水面を見つめ魚を狙う。なんだかのんびり気分になってくる。

安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
下流の風景(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

水深の深いところで本命ヒット

気分を変えて水深がありそうな前方のアシ際に投入すると、コツコツプルンとアタリが出た。軽く手首を返してアワセを入れ、リールを巻くとクンクンと心地良い引きが伝わってきた。水面から飛び出したのは12cmの良型ハゼ。顔を見てやる気がモリモリ湧いてきた。

次からはアシ際の流れを狙うと、プルプルのアタリでシングルヒット。プルンブルルンのアタリはダブルヒット。潮が上げてくると仕掛けが流れてアタリが取りにくくなったが、オモリを5号にチェンジすると仕掛けが落ち着いてアタリが分かりやすくなった。

安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
ハゼダブルヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

一気に入れ食いモード突入

ダブルヒットが連続して先ほどののんびり気分が一転、爆釣モード突入で忙しい。空振りなしで入れ食いを楽しんでいると、「よく釣れてますね」と散歩の人から次々に声が掛かる。なかには階段下に下りてきてバッカンをのぞき込む人もいて、釣り談議を楽しんだ。

ヒットするハゼは10~14cm。アベレージサイズは12cm前後の型ぞろいばかりだ。

ハゼといっても良型がダブルヒットすると重量感のある快引を楽しませてくれた。

安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
ハゼのアベレージサイズは12cm前後(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

最終釣果は57匹と大漁

入れ食いは続いていたが、階段下まで水が上がってきたので午後5時前にサオを納めた。釣果は57匹と大漁。今シーズンのハゼは好調なので、大潮の前後を狙えばもうしばらく楽しめそうだ。

安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
安濃川でのハゼ釣りで57匹と入れ食い堪能【三重】平均サイズは12cm程度
最終釣果は57匹と大漁(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)

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<週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年11月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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