「縛りゲーム」。ストイックなことだ。

「行」とも言えよう。ことアジングにおいて、プラッギング縛りはほとんど意味もなく、ヘタをすると普通に打てば爆釣の日をむざむざ潰すことにもなりかねない。しかし、アジが当たり年だからこそ、今年はプラグ縛りの日も作ってみた。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)

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大阪湾奥でプラグ縛りアジング釣行

12月5日大阪湾奥釣行。ポイントは、今年一番よくアジを釣っている泉大津。中潮周りで潮が17時で止まる。だがこのポイントは潮流がかなり効いているので、プラグを流すには潮止まりくらいでちょうどいい。

筆者のこれまでのアジ・プラッギング戦績は無残なもので、記憶にある限り、デイのメタルジグとナイトのマイクロメタルと、ジグサビキとマイクロクランクでしか釣っていない。いわゆるプラグっぽいプラグで、ほぼ一度も釣ったことがないのだ。

今回こそは!と意気込んできた。アジングスプーン、I字S字プラグ、準備はオールOK。

周りでは釣れるも・・・

アジング、プラッギング縛りでスタート。ジグ単で隣のアングラーが上げまくっているので釣れないはずはない。群れは入っているわけだ。

しかも大きいように見える。隣の芝生は青く見えるというやつで、こうも隣で爆釣されると辛くなってくる。

ということでジグ単アングラーから少し離れたところで本格的にやっていく。まずは確率の高そうなマイクロメタル。そして、先日釣った、水中のリフト&フォールで使うマイクロクランク。微妙にアタリらしきものを感じるが、釣れない。

大阪湾奥での【プラグ縛り】アジング釣行でアジ2尾 周囲はワームで連発
大阪湾奥での【プラグ縛り】アジング釣行でアジ2尾 周囲はワームで連発
前は釣れたのに(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

出ない!30分くらいやっていて、何かの中毒者のように、ジグ単使いたい欲求が抑えられなくなってくる。一尾くらいいいか?ダメだ、ダメだ。プラッギング縛り。せっかく先日マイクロクランクで釣れたのだから、魚の反応がまさか無ということはないはずだ。

最初のヒットは蓄光プラグ

この日は一応メバルも狙いに入れていたので、アジよりはプラグへの反応がいいメバルから攻略していくか、とI字ミノーをキワでリトリーブし始めた。いくつかルアーチェンジして、背が蓄光するI字ミノーに変えると、バババっと細かくアタった。ノった!

大阪湾奥での【プラグ縛り】アジング釣行でアジ2尾 周囲はワームで連発
大阪湾奥での【プラグ縛り】アジング釣行でアジ2尾 周囲はワームで連発
やった!プラグでアジ釣った!(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

豆アジ。

へえ、こんなやつでもプラグに食うんだね。アジ・プラッギングで記念すべき1尾と言えるだろう。何が効いたかと考えると、蓄光だとしか思えない。先日のマイクロクランクも蓄光タイプだったし。アジはやはりグローに反応しやすいのだ。これからアジのプラグを買うときには、自分をラクにするためにもちゃんとグローのやつを選ばないと。

出た!メバルだ

そのあと、間もなくメバルの良型もI字プラグでキャッチ。ものすごくちゃんと食っている。私が近年経験しているパターンとしては、大阪湾奥の5月のメバルはすごくよくプラグに食うのだが、冬はやはりワーム・ファーストだ。今年はそのワームにさえむちゃくちゃ渋い年なので、この時期にちゃんとプラグに食わせられたのは嬉しい。

大阪湾奥での【プラグ縛り】アジング釣行でアジ2尾 周囲はワームで連発
大阪湾奥での【プラグ縛り】アジング釣行でアジ2尾 周囲はワームで連発
メバルもプラグでキャッチ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

けれど、今年のこの時期は間違いなくアジの方がいい。大阪湾奥のアジングアングラーは今は絶対にアジングですよ!メバルタックルでもジグ単の巻きで釣れるので、メバルを釣りあぐねている人はお試しあれ。

2時間やって3尾

この後、同じ蓄光プラグでもう1尾アジを釣ったのだが、陸に上げた後に暴れられてフックアウトしてしまった。

サイズは20cm超えの中アジ。もったいないことをした。

いやはや・・・・・・2時間で3尾と、今年のアジングでは群を抜いて低成績。効率的なのは間違いなくワーミングで、プラグだからといって良型が食うわけではないのだとも学んだ。こういう学習は絶対に次に生かさなければならない。今はアジ、無理してメバルを狙わない、豆も良型もワームで狙う。そういうことだ。

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<井上海生/TSURINEWSライター>

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