1月28日(日)、外房・大原のつる丸の午後テンヤマダイを乗船取材してきた。本命はトップ13尾と好調で、マハタやフグなどの好ゲストも混じった当日の船中の模様をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 本紙・岩下和弘)
つる丸でテンヤマダイ釣行
外房・大原のつる丸では午前はヒラメで出船。各釣り物とも予約時に席を選ぶことができる。

午後船の受け付けは11時ごろからで、宿の事務所内で乗船名簿を記入して料金を支払う。

竿、リールやライフジャケットは無料貸し出しがあるので、借りる場合は受付でその旨を告げよう。宿から船着場周りには車で移動する。

船着場には、11時半ごろ同宿の軽トラックが横づけされ氷、冷凍のエビエサ、貸竿(頼んだ場合)が配られる。

午前船が帰港しヒラメの客が降りて、準備が整い次第乗船となる。

普段は岩瀬正尚若船長が操船するのだが、前日の晩に体調不良となり当日は午前、午後ともに岩瀬松男大船長が舵を取る。仲乗りの女良(めら)圭祐さんがサポートに入る。12時前に港を離れる。

当日の状況
この日集まったファンは13人で右舷7人、左舷6人(胴の間に女良さんが入る)の布陣。航程約30分でスローダウンし、水深20mの根周りからスタート。エンジンを切っての横流しとなる。

当日の天候は薄曇り、大潮最終日で干潮が12時ごろで満潮は17時半ごろの上げ潮狙い。
前日は中盤にイワシ回遊を追いかけて探ったが動きが速すぎて追い切れず、1.5kg頭に700gまでが多数交じり0~8尾の釣果。0.8~1.5kgマハタが数尾交じったという。
食べごろサイズ2連チャン
開始30分ほどで左舷トモ2番の荒平さんにアタリがあるも、惜しくもラインブレイク。その後すぐに小ダイをキャッチ&リリース。テンヤは8号を使い、最終釣果は4尾でフグもキャッチ(船長がフグ免許をもっており捌いてくれた)。

右舷トモ3番の中村さんはタイラバで広範囲に攻める。タングステンのビンビンスイッチキャンディ(オレンジゴールド)35gで食べごろサイズを2連チャン。

常連さんコンスタントに数を伸ばす
同舷ミヨシ3番に入る細川さんは年に30回は同宿へ通うという常連で、ピンクのテンヤでキープサイズを連釣と、活気づいてきた。

同舷ミヨシの森さんも同宿の常連で、今年も6日~開始されている同宿主催『真鯛チャンピオンシップ』にエントリー(無料)。過去に7.52kg仕留めて優勝の経験もあるベテランアングラー。6号のテンヤ(金オレンジ)で流しごとにコンスタントに数を伸ばしている。

その隣の関口さんもテンヤで2尾目をキャッチ。

ゲストにマハタ、フグ、カサゴなど
左舷ミヨシには、村上さん親子が竿を振る。同宿に足しげく通う父の章範さんが、最近息子さんの蒼一郎くん(11歳・小5)と楽しんでいる。

蒼一郎くんは本命のほかゲストを釣り、章範さんはタイラバで1kg超えのマハタを2尾ゲット。

船長はその後、漁礁などポイントを転々と探り。17時に沖上がり。釣果は森さんが13尾(リリース含む)で竿頭。ゲストはマハタ、フグ、カサゴなどが交じった。

岩瀬松男大船長のコメント
「今日は潮が流れず、苦慮したが、中盤は型物は出なかったがトップはツ抜けと楽しめた。イワシ回遊あればイワシ絡みの大ダイのチャンスも。」

『真鯛チャンピオンシップ』受付中(無料)
「『真鯛チャンピオンシップ』は5月31日まででエントリーは無料。
26日に今期最大の8.06kgヒラメをキャッチ! 午前ヒラメも含め、ぜひ遊びに来てください」

<週刊つりニュース関東版編集部・岩下和弘/TSURINEWS編>
つる丸

いつもニコニコな大船長と、イケメンの若船長が舵を握るつる丸。二人とも人当たりが柔らかく、奇麗な大型船で快適な休日を満喫できます。更衣室やトイレといった設備が充実しているので、女性や子ども連れにも特にオススメできる船宿です。
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年2月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。