日により、気温の変化が激しい中、マダイのプレ乗っ込みが始まります。この日は3月の末で気温がなんと最高気温15度と、3月にしては少し暑い日。

調査も兼ね、新潟の寺泊港のなかくに丸さんより、今回はタイラバ船に乗せていただくことにします。人気のタイラバ船&休日も重なり、この日は2船体制の満船状態です。ウネリと風の中、タイラバ・メタラバを状況に合わせ攻略。終わってみれば、全員安打の好調果で、幸先のいいマダイ釣果に恵まれた時の模様をお伝えしたいと思います。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸...の画像はこちら >>

当日の様子

AM5:00、港に着くと意外と風があり、寒いというより少し生温いような風、船が多少揺れています。近くのコンビニに向かい、港に戻るとすでに2台の車が、集合時間は6:30なのですが、1時間前には、すでに多くの車が集まり、タイラバの人気が伺えます。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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なかくに丸で出船(提供:TSURINEWSライター荒木清)

この日は、2船とも満船状態で、総勢22人。1船に11人×2=22人、第一と第五に分かれます。出船名簿と料金を払い、席順はくじ引きで、引くとなんと!ビリ(笑)。第一なかくに丸に乗船です。幸先の悪いスタートとなりましたが、気持ちを切り替えて、AM6:30分出船。港の堤防を抜けると、ウネリが急に高くなりミヨシに波が掛かる状態です。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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タイラバのタックル(作図:TSURINEWSライター荒木清)

ポイントに着き、船を止めると意外とウネリが強いです。

ミヨシから二番目だったのですが、バランスを取るのが難しく、ウネリで転んでしまいました(笑)。もし……、海に落ちていたらと考えるとゾッとします。皆さんもウネリの時は、十分に気を付けてほしいと思います。

朝からウネリと風

上にも書きましたが、体感では、ウネリ1mはあったと思います。船長さんは安全を考慮し、船はゆっくり進みます。時間だと30~40分でポイントに到着との事です。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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ウネリが強い(提供:TSURINEWSライター荒木清)

Zさん1匹目から60cmオーバー

ポイントに着き、1時間立ったぐらいです。Zさんが小声で「きたよ」とにっこり(笑)。リールのドラグが鳴り響き、結構いい引きを見せます。この時のタイラバのヘッドはTG195gアカキンです。巻は1秒間に1回転で、5回転でヒットとの事です。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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良型マダイキャッチ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

プレ乗っ込みと言っても、水深は140mのディープ、マダイはまだ水底近い場所に居るみたいです。なかなか魚は上がらず、巻いては魚が走りの繰り返し、Zさんにドラグを締めたいと相談されましたが、そこは「閉めてはダメ!そのままゆっくりやり取りして!」と自分。

ここでドラグを閉め、無理にやり取りすると、魚が針から外れる可能性が高くなります。

何とかやり取りして、手にしたのは上の63cmの綺麗なマダイです。

船中で鯛ラッシュ

奥さんと来られていた、同船のお客さんです。旦那さんも男前ですが、奥さんも美人で、一緒に釣りに行かれているとの事で、タイラバも慣れている感じです。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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見事タイラバでゲット(提供:TSURINEWSライター荒木清)

コンスタントにマダイを釣られていて、話を聞くと、色々な釣りを経験していて、このタイラバ釣りもそのうちの一つとの事です。この時も写真を快く承諾していただき本当に感謝です。良型マダイ、おめでとうございます。

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コンスタントにマダイヒット(提供:TSURINEWSライター荒木清)

チャンスを逃さず、良型マダイをゲット。常連さんの中の一人で、釣っている様子を拝見させていただきましたが、タイラバは慣れている様子で、この方もコンスタントにマダイをゲット。良型マダイと大好きなカレイをお持ち帰りです。良型マダイおめでとうございます。

自分だけが釣れない状態

スタートから約2時間、一向に自分には鯛のアタリすらない状態です。ヘッドの色を変え、重さを変えますが……、釣れないです。ここは気分を変え、違う形と重さを変えようとガラッと一遍し、タイラバからメタラバに変更です。メタラバはメタルジグ×タイラバ=メタラバと呼ばれています。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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タイラバをセレクト(提供:TSURINEWSライター荒木清)

メタラバはジグをシルエット効果と水流、オモリとして使います。この時はTG180gのTGベイト。TGベイトは鯛が良く釣れますが、タイラバにアタリが出ていたので、ここはあえてジグではなく、メタラバで狙います。

メタラバで待望の1尾

船ではマダイが上がっている中に、自分だけ当たらない……、「なんでだ……」色々試行錯誤をしながら頭もフル回転させます。周りに合わせグラムや色を合わせたりしますが……ダメ。そこでタイラバではなく、形や重さを重くし、なるべく早く落とす事と、TGベイトのボブリングでマダイをメタラバでアプローチします。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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メタラバでキャッチ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

リールもオシアジガー1501HGに変更し、スタート。するとこれがビンゴ!おとして2回目の巻で水底から4m位でヒットです。この鯛は、ひったくるようなアタリで巻を数回入れてから、フッキング成功。ゴンゴンと叩く引きはまさにマダイそのものです。上がってきたのは52cmの良型マダイです。

リアクションバイトで狙う

早く落とし、早く巻く。フリーフォールで一気に落とし、即高速回転させ、再び落としデッドスローの繰り返しで喚起を持たせ、鯛にアプローチします。すると水底から20m上から落としてすぐに、竿先がゴンゴンと叩かれたので即フッキングしますが、ノーバイト。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
釣り座の様子(提供:TSURINEWSライター荒木清)

すぐ落とし巻き上げると再び、ガツガツッとアタリがでます。5回転でフッキング。その瞬間一気にマダイが走ります。無理せずにやりとり、無理をしてあげてきたり、ドラグを閉めたり、ポンピングをすると、マダイの突っこみで針はずれする事もあるので、注意が必要です。

タングステン300gで連発

メタラバでアタリが無くなった事と、船の流されるのが早くなった為、今度は一気に重くして、底を取りやすくする為と、シルエットと波動でアプローチすることに。大きくした分、シルエットは大きく見えます。ヘッドが大きい分、水から受ける抵抗も大きくなり、波動も大きくなると考えたからです。これが凄かったです……(笑)。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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タイラバを重くした(提供:TSURINEWSライター荒木清)

短時間でなんとマダイを3枚連発!時間にすると30~40分くらいです。落とすたびに、フォールでアタル事や、巻き即ヒットと、変えた途端のこの釣果は凄いです。この時、自分はパターンがハマったと、確信したのです。この日はこれで終了、追い上げの5枚をゲットし、満足のいく乗っ込み前の、調査が出来た次第です。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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タイラバでマダイ連発(提供:TSURINEWSライター荒木清)

電動タイラバで竿頭

電動タイラバを屈指して、見事6枚で船頭!ナイスマダイおめでとうございます。

新潟沖ディープタイラバ釣行で良型主体に船中45枚【なかくに丸】強アピールが的中
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常連さんも爆釣(提供:TSURINEWSライター荒木清)

なかくに丸さんでは、ジグもOKですが、巻きジグのみとの事です。車を止める場所も予約の際、確認することをお勧めいたします。自分は今回、第一なかくに丸でしたが、ウネリの強い時などで、ミヨシ側二番目に乗る際は、手すりがない為、立ち位置などタオルで拭き、滑らないようにするなど、自分は、今回転んだだけで済みましたが、海に落ちてしまう可能性もある為、注意が必要です。

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<荒木清/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
なかくに丸
出船場所:寺泊港
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