日により、気温の変化が激しい中、マダイのプレ乗っ込みが始まります。この日は3月の末で気温がなんと最高気温15度と、3月にしては少し暑い日。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
当日の様子
AM5:00、港に着くと意外と風があり、寒いというより少し生温いような風、船が多少揺れています。近くのコンビニに向かい、港に戻るとすでに2台の車が、集合時間は6:30なのですが、1時間前には、すでに多くの車が集まり、タイラバの人気が伺えます。

この日は、2船とも満船状態で、総勢22人。1船に11人×2=22人、第一と第五に分かれます。出船名簿と料金を払い、席順はくじ引きで、引くとなんと!ビリ(笑)。第一なかくに丸に乗船です。幸先の悪いスタートとなりましたが、気持ちを切り替えて、AM6:30分出船。港の堤防を抜けると、ウネリが急に高くなりミヨシに波が掛かる状態です。

ポイントに着き、船を止めると意外とウネリが強いです。
朝からウネリと風
上にも書きましたが、体感では、ウネリ1mはあったと思います。船長さんは安全を考慮し、船はゆっくり進みます。時間だと30~40分でポイントに到着との事です。

Zさん1匹目から60cmオーバー
ポイントに着き、1時間立ったぐらいです。Zさんが小声で「きたよ」とにっこり(笑)。リールのドラグが鳴り響き、結構いい引きを見せます。この時のタイラバのヘッドはTG195gアカキンです。巻は1秒間に1回転で、5回転でヒットとの事です。

プレ乗っ込みと言っても、水深は140mのディープ、マダイはまだ水底近い場所に居るみたいです。なかなか魚は上がらず、巻いては魚が走りの繰り返し、Zさんにドラグを締めたいと相談されましたが、そこは「閉めてはダメ!そのままゆっくりやり取りして!」と自分。
ここでドラグを閉め、無理にやり取りすると、魚が針から外れる可能性が高くなります。
船中で鯛ラッシュ
奥さんと来られていた、同船のお客さんです。旦那さんも男前ですが、奥さんも美人で、一緒に釣りに行かれているとの事で、タイラバも慣れている感じです。

コンスタントにマダイを釣られていて、話を聞くと、色々な釣りを経験していて、このタイラバ釣りもそのうちの一つとの事です。この時も写真を快く承諾していただき本当に感謝です。良型マダイ、おめでとうございます。

チャンスを逃さず、良型マダイをゲット。常連さんの中の一人で、釣っている様子を拝見させていただきましたが、タイラバは慣れている様子で、この方もコンスタントにマダイをゲット。良型マダイと大好きなカレイをお持ち帰りです。良型マダイおめでとうございます。
自分だけが釣れない状態
スタートから約2時間、一向に自分には鯛のアタリすらない状態です。ヘッドの色を変え、重さを変えますが……、釣れないです。ここは気分を変え、違う形と重さを変えようとガラッと一遍し、タイラバからメタラバに変更です。メタラバはメタルジグ×タイラバ=メタラバと呼ばれています。

メタラバはジグをシルエット効果と水流、オモリとして使います。この時はTG180gのTGベイト。TGベイトは鯛が良く釣れますが、タイラバにアタリが出ていたので、ここはあえてジグではなく、メタラバで狙います。
メタラバで待望の1尾
船ではマダイが上がっている中に、自分だけ当たらない……、「なんでだ……」色々試行錯誤をしながら頭もフル回転させます。周りに合わせグラムや色を合わせたりしますが……ダメ。そこでタイラバではなく、形や重さを重くし、なるべく早く落とす事と、TGベイトのボブリングでマダイをメタラバでアプローチします。

リールもオシアジガー1501HGに変更し、スタート。するとこれがビンゴ!おとして2回目の巻で水底から4m位でヒットです。この鯛は、ひったくるようなアタリで巻を数回入れてから、フッキング成功。ゴンゴンと叩く引きはまさにマダイそのものです。上がってきたのは52cmの良型マダイです。
リアクションバイトで狙う
早く落とし、早く巻く。フリーフォールで一気に落とし、即高速回転させ、再び落としデッドスローの繰り返しで喚起を持たせ、鯛にアプローチします。すると水底から20m上から落としてすぐに、竿先がゴンゴンと叩かれたので即フッキングしますが、ノーバイト。

すぐ落とし巻き上げると再び、ガツガツッとアタリがでます。5回転でフッキング。その瞬間一気にマダイが走ります。無理せずにやりとり、無理をしてあげてきたり、ドラグを閉めたり、ポンピングをすると、マダイの突っこみで針はずれする事もあるので、注意が必要です。
タングステン300gで連発
メタラバでアタリが無くなった事と、船の流されるのが早くなった為、今度は一気に重くして、底を取りやすくする為と、シルエットと波動でアプローチすることに。大きくした分、シルエットは大きく見えます。ヘッドが大きい分、水から受ける抵抗も大きくなり、波動も大きくなると考えたからです。これが凄かったです……(笑)。

短時間でなんとマダイを3枚連発!時間にすると30~40分くらいです。落とすたびに、フォールでアタル事や、巻き即ヒットと、変えた途端のこの釣果は凄いです。この時、自分はパターンがハマったと、確信したのです。この日はこれで終了、追い上げの5枚をゲットし、満足のいく乗っ込み前の、調査が出来た次第です。

電動タイラバで竿頭
電動タイラバを屈指して、見事6枚で船頭!ナイスマダイおめでとうございます。

なかくに丸さんでは、ジグもOKですが、巻きジグのみとの事です。車を止める場所も予約の際、確認することをお勧めいたします。自分は今回、第一なかくに丸でしたが、ウネリの強い時などで、ミヨシ側二番目に乗る際は、手すりがない為、立ち位置などタオルで拭き、滑らないようにするなど、自分は、今回転んだだけで済みましたが、海に落ちてしまう可能性もある為、注意が必要です。
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<荒木清/TSURINEWSライター>
▼この釣り船についてなかくに丸
出船場所:寺泊港