2024年春、いよいよサーフのキス釣りシーズンが近づいてきた。そろそろ釣れ始めるのではと待ち焦がれているのではないか。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・横山准司)
シーズン目前のサーフキス釣り
三重県のサーフのキス釣りは、私の実績では伊勢湾の南寄りから津、鈴鹿方面へ北上していくと感じているため、南の基準として三重県伊勢市二見町の神前海岸をスタートポイントとしている。
当日のタックル
今回のタックルは、サオ・サンダウナーCP405の35号、リール・キススペシャル、ミチイトPEライン0.6号、半遊動式テンビン25号、砂ズリ1.5号、ハリ・競技キスSP4号(5本~8本)、ハリス0.8号。エサはイシゴカイ。
徐々に本命が釣れている印象
4月13日は午前中に神前海岸でサオを出し、小型1匹だったがキスの姿を確認。もう少し北上しているのではと思い、午後からは多気郡明和町周辺を調査したところ、距離は6色の中と少し遠かったが4匹上げることができた。
15日はさらに北上していると考えて津市の香良洲海岸に釣行、小型1匹だったが姿を見ることができた。
この日は、午前中は香良洲海岸でキャストを繰り返したがアタリが出なかったので、前回反応が良かった多気郡明和町のサーフへ移動。6色前後のキャストを繰り返して5匹追加することができ、今年のキス釣りシーズン開幕を感じた。
別日に再度チャレンジ
4月20日、釣友たちと一緒なので広く探れる三重県津市の香良洲海岸へ釣行した。潮は中潮、満潮は午前4時18分、干潮は午前10時52分。水温はまだ低いので、潮位が下がり日差しが海中に差し込みやすい時間帯が狙いめのような気がする。
現地には午前5時30分ごろに到着。友達は釣り始めていたが、まだアタリはないそうだ。場所は松林から南に向かい砂浜がなくなる辺りで、比較的アマモが少なく、実績のある場所だ。

ピンギスがダブルヒット
準備を済ませ、第1投は5色半へ投入する。前回アタリはかなり弱かったので、ゆっくりと探りを開始する。今年はアマモが少ないようだ。キスの活性が低く魚影も薄いので仕掛けを引いたり止めたりしながら2色残しまで探ってみたが、アタリは出なかった。やはり甘くはない。エサは全て残っていた。
第2投は6色半へ投入。しばらく探ると、はっきり分かるアタリが出た。追い食いを狙って探りを続けてみたが追加のアタリはなし。4色ほど残して回収すると、16cmとピンギスがダブルで掛かってきた。
ツ抜け達成
その後もキャストを繰り返すと、忘れかけたころにアタリが出てキスが釣れた。キスの魚影はまだ薄く活性が低いので、潮止まりに入るとアタリは止まる。やがて上げ潮に変わると、少し条件が良くなったのかアタリが出るようになった。アタリが分からないままキスが釣れることもあった。
徐々に東の風が出てくるとアタリは遠のいてきたが、ツ抜けを目標に午後3時近くまで遊んで納竿とした。釣果は16cmを頭に10匹。この時期としては満足だ。

三重のキス釣りシーズンは開幕間近
キスの釣れ出し方は昨年とほぼ同じようだ。天気の良い日は水温が上がるので、キスの活性も期待できると思う。5月に入れば三重県の伊勢湾沿いのあちらこちらのサーフからキスの良い釣果報告が上がってくるのは間違いないだろう。
シーズン初期はまだキスの活性が低いので、しばらく仕掛けをなじませてから、ゆっくり待ち時間を取りながら探りを繰り返すといい。この海岸は東の風に弱いので、天気予報を確認してから出かけたい。日中は気温が高くなってきたので、熱中症の対策を忘れないようにしよう。

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<週刊つりニュース中部版 APC・横山准司/TSURINEWS編>
▼この釣り場について香良洲海岸
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年5月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。