梅雨の真っ只中、「アマゴは雨子とも書くくらいだからきっと釣れるはず」と長良川水系のアマゴの多い川に出かけてきた。去年の5月に60匹超えの爆釣をした川だ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)
アマゴ狙いの渓流ルアーフィッシング
釣行日は6月26日。朝8時頃に現地着。天気は曇り。まずは釣り上がる予定のエリアに先行者がいないことを確認するため、入渓予定場所から退渓予定場所まで車を走らせる。その結果、どうやら先行者はいない様子。予定通りのコースを釣り上がることにした。

使用タックルの紹介
私のタックルは、ロッドがテンリュウ・レイズ RZ4102B-UL、リールはダイワ・アルファスエアTW。ラインはPE0.5号にリーダーはフロロの1.5号。ルアーは各種ミノーをポイントや状況によって使い分けていく。
ウェットウェーディングの失敗
春はウェーダーを履いていたが、もうそろそろいいかなと今回からウェットウェーディングでいくことに。しかしこれが失敗だった。気温が思ったほど上がらず、水温が予想外に低い。川に入っている時間が続くと寒さで体が震えてくる。
なるべく川に入らずに釣りをしたいところだが、川がやや増水気味なので川の中を歩かなければならない場面は多い。

苦戦するもアマゴをキャッチ
先発ルアーはもののふ45S。釣り始めてしばらくはたまにチェイスがある程度でなかなか食ってくれない。時期的にはガンガンの瀬の中からでも飛び出してきそうなものだが、そういうところではほぼ反応がない。意外と難しい。
チェイスの有無やアタリが出るポイントから、段々とこの日のアマゴが居つく場所がわかってきた。流れはやや緩いところがいいようだ。そんなポイントを中心に狙っていくと、ようやく1匹目が釣れてきた。
渓流で1匹目を釣るまでにこんなに時間がかかったのは久しぶりというくらい時間がかかった。

瀬での連続ヒット
ぽつりぽつりと追加しながら釣り上がっていると、いかにもアマゴがついていそうな流速の広い瀬を発見。水深がやや浅いのでアレキサンドラ43FSを投げてみると、次々にヒットしてくる。

ちなみにFSはフラターシンキングでふらふらと沈んでいく。HWよりもウェイトが軽く、水深の浅いポイントで活躍することが多い。
釣れてくる魚のサイズは17、8cmくらいのアマゴがメインで、数に入らないような稚魚もよく掛かってくる。
午後になるとややペースが上がってきた。それっぽいところではたいていヒットがある。
気分転換でいろいろなミノーを投げてみると、もののふやアレキサンドラ以外にもシルバークリークミノー44S、メテオーラ45、レイチューンDP45RS、D-コンパクト45、トリコロール流芯53HWなど様々なミノーにヒットしてきた。

退渓点付近のチャラ瀬でアマゴ連発
4時半頃、退渓点に近づいてくると、水深15cmあるかないかのチャラ瀬が延々と続いている場所に出た。
以前はそんな中にもちょっとした深みがあったのだが、今回はそういった変化もすっかりなくなってしまっていて、ただただ川いっぱいにチャラ瀬が広がっている。

そしてそんな場所でも思いっきりD-コンパクト45を遠投して誘ってくると、どこからともなく魚が現れてヒットしてくる。不思議だ。こんなとこ誰も狙わないからだろうか。意外によく釣れる。

最終釣果
退渓点近くには大場所がいくつかあるので良型を期待していたが、残念ながら大物のヒットはなく、最後のポイントで最後に釣れた23cmが最大だった。

トータルで29匹。渓流釣りで久しぶりの苦戦となった。
<杉本敏隆/TSURINEWSライター>