幼い頃から水族館が特別な場所で、訪れるたびに安心感を覚えます。また、任天堂の「どうぶつの森」が大好きで、魚の知識はほとんどこのゲームから得ました。
※すでに終了した企画です
(アイキャッチ画像提供:うえのかのん)
島内にはゲーム内BGMが流れる
横浜シーサイドラインの八景島駅を降り、橋を渡って八景島へ。心を弾ませながら橋を渡っていると、どこからか「あつまれ どうぶつの森」のオープニングBGMが聴こえてきます!
急にゲームの主人公になった気分になり、とてもわくわくしたのを鮮明に覚えています。島内に入場後もゲーム内BGMが絶え間なく流れていました。
入館後にはスタンプラリーを購入。八景島シーパラダイスには複数のエリアがあり、それぞれを巡るかたちでスタンプを集めていきます。
各所にスタンプになっているキャラクターのパネルがあり、それもまた楽しい……!

釣り体験ができるエリア「うみファーム」には、ゲーム内で釣り大会を主催する釣り人<ジャスティン>のパネルが置いてありました。うみファームではアジが釣れることから、ゲーム内でアジを釣ったときに出てくるセリフのパネルもあります。
※釣れる魚は季節により異なります。
メインの「アクアミュージアム」を後回しにして、先に外にあるエリアを回ることに。意外と距離があり大変でしたが、なんとか全スタンプをゲット!
「ドルフィン ファンタジー」ではたくさんのイルカを観察することができます。アーチ水槽もあり、優雅な空間でした。

イルカを間近で観察できる「ふれあいラグーン」では、イルカと子どもたちがキャッチボールをしている微笑ましい光景に出会えました。とても穏やかな時間だったのを覚えています。
館内も「どうぶつの森」仕様に
メインの水族館である「アクアミュージアム」に入ると、ゲーム内にある水族館のBGMが流れていました。このBGMを聴きながら現実世界で水族館を回れるなんて……と、こっそり涙を流しました。
さらに、「あつまれ どうぶつの森」に登場する生きものが飼育されている水槽には、「あつまれ どうぶつの森」内の博物館館長である<フータ>と八景島シーパラダイスの飼育スタッフによる解説パネルが展示されています。

海岸を模した水槽には、ゲーム内の海岸でよく打ち上げられている水兵の<ジョニー>がゲーム内と同じように倒れていました。話しかけて助けてあげたい……!

もちろんサカナたちの観察も忘れません。特に気になった魚たちをいくつか紹介します。
胸びれで体を支える<ヒメ>
こちらはヒメ。水深125~180mに特に多く生息する魚です。

胸びれで体を支えている姿が観察できます。大きな目でこちらを覗く姿に赤い照明も相まって、なんだか怪しげな雰囲気を感じますね。
冷たい海にすむ<ザラビクニン>
続いて、幽霊のようなザラビクニン。カサゴ目クサウオ科コンニャクウオ属のサカナです。
茨城県や鳥取県よりも北の日本沿岸やオホーツク海の水深100~600m付近の冷たい海に住んでいます。

おいてある水切りワイパーを使って観察しましたが、きりがなくこんな写真に……。でもゼラチン状のもので覆われたぷにぷにの質感と、特徴的な桃色の体色が確認できます。
※現在は展示を行っておりません。
深海サメのタッチコーナーも
冷凍した深海サメのタッチコーナーもありました。

氷の上からでもサメ肌のザラザラなテクスチャーがわかりますね。氷が溶けているところはぶにっと特徴的な感触がしました。
そして、最後はイルカたちのパフォーマンスで一日を締めくくりました。壮大なストーリーとクオリティの高い映像、イルカのパフォーマンスがシンクロしています。
イルカの生態にフォーカスした内容ではないですが、その規模感に驚きました。
とても楽しかった水族館の特別企画!
大好きな水族館とどうぶつの森のコラボ企画は、とても楽しかったです。今後も、どうぶつの森でサカナを釣り、水族館に通い続ける……そう誓った1日でした。
イベント参加者の中には、「どうぶつの森は好きだけど水族館にはあまり行く機会がない」という人もいたと思います。
今回のコラボは3年ぶり2回目だったそう。またの開催を心待ちにしています。
<うえのかのん/サカナト編集部>