1月下旬、いよいよ東京湾でもバチ抜けが始まる季節となった。しかし、今年はどこもまだまだ抜けていない状態だ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
真冬の養老川でルアーシーバス釣り
昼間と違い、夜は厳しい寒さとなった1月30日(大潮)。場所は東京湾に注ぐ有名河川の養老川。そろそろバチが抜け始めてもおかしくない季節だが、何回釣行してみても全てダメだった。ちなみに本日は、暗くなり始めから潮が下げる理想的な状態だ。

上流域は不発
まずは、上流域からスタートする。アングラーは筆者を含め周りに4人ほどだが、対岸まで数えると合計で10人ほどになる。まだバチは見えないので、とりあえずバイブレーションでボトム(底)の方から探ってみた。下げの流れが効き始めてきたが、今だに肝心のバチが全くいない。当然、ボトムからも反応はなく、シンキングペンシルやワームなどあらゆるルアーを投げてみたが、この場所では魚からの反応はなかった。
中流域へ移動
ここで上流を諦めて中流域の橋脚周りを狙うことにした。移動する間に爆風になり、立っているのもやっとだ。

ボトム狙いで56cmシーバス浮上
手前数メートル先で根掛かりのような弱いアタリがきた!軽く合わせたが、ぜんぜん引かない。ランディング寸前でようやく暴れ出したが、モゾモゾした弱々しいファイトだった。
上がってきたのは、やせ細った56cmのシーバスだ。産卵から戻った個体だと思うが、おそらくエサを食べられていないのだろう。その後も同じようにボトムを釣ったが、小さいアタリが数回あったくらいで、残念ながらフッキングしなかった。風がさらに強くなり、寒さも増してきたので今回の釣行はここまでとなった。

養老川釣行時の注意点
最後になるが、この養老川で釣りをする時の注意点にも触れておこう。まず、この川は広くて釣り場に困ることはない。確かに橋脚下などは一級のポイントだが、他人と争ってまで入るほどではない。ちょっと探せば、地形の変化や障害物が沈んだ隠れたポイントがたくさんある。そんな自分だけのマイポイントを見つけてみてほしい。
次に駐車場だが、コインパーキングか車を使わない釣行をしてほしい。路上駐車をすると、すぐ警察が見回りに来るので絶対だめだ。また、エサ釣り師もいるので配慮とマナーは守って釣りをしてほしい。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>