風薫る4月下旬、愛知県・南知多町片名港から出船する「おざき丸」でジャンボイサキを狙った。ポイントの大山沖では、脂の乗ったサバの4連発に始まり、ずっしりと重みのある37cm級のイサキも浮上。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)
おざき丸でイサキ釣り
風薫るさわやかな季節となった4月29日。旬のジャンボイサキを求めて愛知県・南知多町片名港のおざき丸にお世話になり釣行した。
ポイントは大山沖。水深は45mと深く、オモリは80号が指定されている。また、ライントラブルを防ぐために仕掛けは全長2.5mまでのルールだ。

カゴのサイズに規定はないが、大きいとラインが絡まるので、Lサイズ程度のものが扱いやすいと思う。

脂が乗ったサバ4連釣
当日の潮汐は大潮。風がなく穏やかな海模様。トモに釣り座を構えて釣り始めた。
ポイントに着くと、船長のアナウンスで仕掛けを投入する。群れのレンジは38m。40mまで仕掛けを落としてサオをしゃくる。
海中のまきエサに群がる魚を予想しながら待つとすぐヒット。
釣れたのは40cmのサバ。丸々と肥えており脂がたっぷり乗っている。外道だがうれしい釣果だ。周囲がモーニング活性でイサキを上げるなか、私だけ4連続でサバを上げてしまった。

イサキ37cmゲット
その後、ポイントを移動する。水深は45mで同じだが、イサキの群れのレンジは40m。低い位置にいるので根掛かりしないよう慎重にレンジを調整するとヒット。下にたたく強い引きが手元に伝わる。
イサキは口がやわらかくハリが外れやすいので強引なやり取りは向かない。リールのドラグを緩めに設定して丁寧に巻き上げた。

最終釣果
その後は魚の群れが沈みレンジの調整が続く。活性も下がりイサキの警戒心が高くなった様子なので仕掛けをハリス2号に変更。終了直前に水深41mでキャッチに成功した。

ラインのカラーでタナ調整
今回は大山沖のジャンボイサキを求めて釣行した。イサキはタナを釣れという言葉があるが、実際にやってみるとなかなか難しい。
1m単位でアタリの数に差が出るので緻密な調整が必要だ。特にカウンターリールの数値は多少のずれがあるので、ラインのカラーを確認してほしい。
これからベストシーズンを迎える大山沖のジャンボイサキ。レンジ調整を徹底して狙ってみては?

<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年5月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。