春の乗っ込みシーズンを迎えた壱岐・印道寺沖で、マイボートによるマダイ釣行を決行。水温・潮ともに厳しい状況ながら、60cm超えの良型を筆頭に計4尾を確保する好釣果に恵まれた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・石田一聖)
壱岐沖でボートタイラバ釣行
5月12日、待望の春のマダイシーズンに入り、今か今かとタイミングを待つも、今年は乗っ込みが遅れているのかあまり良い釣果を聞かない中、食いが渋いのを分かっていながらも、こればかりはいつ釣れだすか分からないのでできるだけ沖に出てみることにした。
壱岐(長崎)の印道寺沖の水温は5月に入っても16度から17度と相変わらず低い。そして潮の流れも悪く地元漁師の姿も見ないほど。気温12度と肌寒い中、午前6時にマイボートで出港した。

60cmのマダイをキャッチ
2kmほど沖合に出たポイントへ向かう。沖は南西からの強風が吹いておりあまり状況もよくないが、とりあえず仕掛けを入れて水深60mほどを探る。するといきなりマダイのアタリ。運が良かったのか、たまたまそこにいたのかすぐに食ってきた。
久しぶりの魚を逃すまいと、いつも以上に慎重にやり取りする。なかなか元気のよい魚で引きも強烈。魚の抵抗によるドラグ音が心地良く鳴り響く。船下にようやく見えた魚影は白い腹の良型マダイだ。
水面に浮かせて無事確保。

さらにマダイ1尾追加
この日は幸運なことにこの後も同じサイズをもう1尾、45cmほどを2尾と、イケスの中は満タンに。渋いと思って釣れないだろうと思っていたが、思わぬ結果に大満足だった。
帰って早速さばいてみるとやはり真子もまだ小さく、今が乗っ込みと判断できるほどのサイズだったので、これから数週間ほどはマダイ釣りを楽しめることを確信した釣行だったので次回も期待したい。
<週刊つりニュース西部版APC・石田一聖/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年6月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。