「魚や釣りの魅力を伝える」というミッションを掲げる、魚をモチーフにしたVTuberプロジェクト『うおむすめ』が、タイラバとジグを使用した実釣ロケに挑む。講師役は「なおちん」こと井上直美さん。
(アイキャッチ画像提供:ジー・プラン株式会社)
釣り×VTuber『うおむすめ』
ジー・プラン株式会社が運営する、「魚や釣りの魅力を伝える」というミッションを掲げる、魚をモチーフにしたVTuberプロジェクト『うおむすめ』。
『うおむすめ』は、魚をモチーフにしたメンバー「黄金マアジ」、「紅波マダイ」、「桃川ニジマス」を中心に雑談・ゲーム実況・歌ってみたなどの配信活動を精力的に行っている。

『うおむすめ』が現実世界で釣りロケ
この『うおむすめ』、他のVTuberとは少々気合の入り方が違う。なんとメンバーが実釣ロケにも参加しているのだ。初夏の某日、『うおむすめ』の3名が横浜に集結し、船釣りを実施。悪天候の中、当日はタイラバを使用したマダイと、ジグを使用したタチウオの2魚種を狙った。
「なおちん」こと井上直美さん
まだメンバーが釣りに慣れていないということもあり、講師役の「なおちん」こと井上直美さんも同行。『うおむすめ』が厳しい環境の中で海と奮闘する様子を、井上さんの実釣レポートとともにお届けしていこう。

雨天でも元気いっぱい
こんにちは!井上直美です。今回はVTuber『うおむすめ』のお三方とタイラバ実釣。釣りもほぼ未経験とのことでしたが、仕掛けなど自ら釣具屋さんに行って購入し、釣りの準備も積極的に行っている姿には、かなりの好感が持てました。
当日の天気は雨で気温も低く、慣れている釣り人でも気持ちが折れてしまうくらいの大雨が途中降ったりと、かなりのバッドコンディション。
しかし、『うおむすめ』たちは元気いっぱいで魚を釣り上げたいという気持ちに胸躍らせていました。

タイラバからスタート
まずは最近釣果が出ていた第二海堡周りを探ってみました。水深は30m前後とやや浅め。
1週間前に釣行した時はオレンジゼブラの細身のネクタイが良かったので、似たようなものを使用して実釣スタート!

飲み込みが早い『うおむすめ』
タイラバは落として巻くだけと比較的簡単で初心者さんにもチャレンジしやすい釣りものですが、実は奥が深くて、巻きの速度や仕掛けの角度、ちょっとしたネクタイの差で釣果が大きく変わってしまいます。
また、綺麗に同じペースで等速巻きがセオリーなので、そのあたりを注意しながら釣りをしてもらいました。
うおむすめの皆さんは飲み込みが早く、釣り始めのぎこちない巻き方も徐々に肩の力が抜け、タイラバ後半にはフォームも作法も釣り人そのもの。
しかし、なかなかマダイからの反応がなく、アタリもないまま時間だけが過ぎていきました。
タチウオジギングへ転戦
雨脚も徐々に強まり、あと数時間すると豪雨の予報になっていたため、船長判断でタイラバからタチウオジギングに変更。
ポイントに着き、簡単に釣り方を説明して、早速ジグを海へ投入。水深は50m前後で、80gのジグを使ってもらいました。誘い方はただ巻きでスピードに変化をつけて探っていきます。

「黄金マアジ」ちゃんにヒット!
時合が終わってしまったのか、周りの船も釣れている雰囲気がなく、沈黙の時間が続きました。船長がポイントを変えようと仕掛け回収の指示を出し、全速力で巻き始めると「黄金マアジ」ちゃんがミヨシで「なんかキター!」と雄叫びを上げているではありませんか!?
本命タチウオが登場
その引きから本命のタチウオと判断し、テンションを緩めないように巻くようにアドバイス。タチウオの強い引きにめげることなく、ひたすらにタチウオを寄せてネットイン!
なんと1m超えのタチウオを釣り上げることができました。

タチウオ手中で納竿
悪天候でアタリもほぼない中の貴重なタチウオは、メンバーもスタッフも感極まり涙を流すくらい嬉しかったです。
豪雨予報もあり、この日はこの1本で納竿となりましたが、厳しい環境で釣果を上げ、『うおむすめ』のお三方と私は大満足のまま帰港することができました。
釣りのセンスもある『うおむすめ』にはこれからの成長に目が離せません。一生懸命なお三方、これからも応援していきたいと思います。

「紅波マダイ」さんYouTubeチャンネル
この釣行の様子は「紅波マダイ」さんのYouTubeチャンネルにて観ることができる。
うおむすめの3名が過酷な釣行に心折れそうになりながら奮闘する様子を、ぜひチェックしてみよう。
<井上直美>