テーマは「ヤスオの夏休みin亀山湖」。今回は千葉県君津市にある亀山湖の亀山水産センター桟橋で竿を出す。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
亀山湖を希望
先月は片倉ダムで見事に完デコをキメてくれた吉田康雄。今月もそのリベンジといきたいところだったが、日程その他オトナの事情で、そうは都合よく事は運べない。
それに目下吉田には、2025マルキユーM-1CUP全国へら鮒釣り選手権大会決勝(8月30~31日に埼玉県羽生市にある椎の木湖で開催)が直前に控えている。おそらく頭の中はそのことでテンパってるはずだし、記者にしてもなるべくならそれに集中させてやりたい。
しかしながらこちらにも掲載の都合があり、いつかどこかで取材をせねばならない。ゆえに9月号掲載分の取材は日程・場所を含め可能な限り吉田の都合に合わせることにした。なんてやさしい取材担当だこと(笑)。
吉田康雄「いろいろ気をつかっていただいて申し訳ありません!、そのぶん、いい結果が残せるよう頑張りますので」
で、いつどこでどうする?
吉田康雄「であれば亀山湖でやりたいです」
なるほどね。場所は違えど片倉ダムの雪辱を兄貴分の亀山湖で晴らそうって魂胆かな?
吉田康雄「いえ、リベンジのつもりはないんです。それにやりたいのは同じ亀山湖でもセンターさんの桟橋なんです」
桟橋直付けで手軽に
おー桟橋か。吉田には黙ってたけど、プライベートでオレは何度もあそこで遊ばせてもらってるんだよ。
吉田康雄「ダマで釣行しているつもりだったのでしょうけど、関口さんが動くところは風のうわさがすぐに飛んできますから、とっくに知っていましたよ」
あら、そうだったの。
「実はプライベートも含めてセンターさんから何度も出舟したことはあるんですが、一度も桟橋でやったことがないんですよ。なのでやってみたいなぁって」
あれかい?桟橋なんてって言われるのが気になってたのかな。まあ吉田の立場ならわからなくもないけどね。それにロケーション的には見劣りするから、取材ではやりにくいって面もあるしね。でもね昨今の舟釣り衰退を見るにつけ、これも新たな舟釣りのスタイルだとオレは思っているんだけどね。
吉田康雄「はい。でも今回は関口さんがどこでもかまわないとおっしゃってくださったので。よろしいですか?」

よろしいも何もそうと決まったら次は日程だ。いつにする?
吉田康雄「お盆中でもよろしいですか?」
お盆かぁ、だったら悪いけど13日はどうだい。オレもお盆はどこか日帰りで家内の実家に帰省しないとダメなんだ。
吉田康雄「はい、13日で大丈夫です。
それが結構、釣れてるんだよ。8月に入って2回遊びに来てるけど、こんなオレがやっても8~10枚くらいは出てる。型は最大で48cmまでだけど、二日間とも尺半超の顔は拝めたよ。
吉田康雄「それはすごい釣果じゃないですか!」
日並みが悪くなければ吉田ならこの倍はかるく釣っちゃうだろうよ。そのくらいウキはよく動くんだ。何ならカラツン対策を伝授してもらいたいくらいだよ。
吉田康雄「ウキが動くのはいいことですね。前回はまったくと言っていいほど動かなかったからなぁ」
雨で水位上昇
そんなわけでバサーで混雑すると思われる8月13日当日を迎えた。天候は晴れで相変わらずの酷暑予想。普段なら予約なしで利用しているが、今回は念のため桟橋右側ブイ横2杯を予約して利用する。
吉田康雄「前回もブイ横だったのですか?」

そうだよ。実績もあるから空いている限りはブイ横に入ることが多いかもね。
「減るより増えるのはいいことなんじゃないですか?」
それがそうでもないんだよ。水温が下がったり濁りが入ったりで春とは違ってあまりいいことはないんだ。これは片倉ダムも同じ傾向だね。
吉田康雄「そうなんですね。ということは今日はよくない日でしょうか?」
それはやってみなければわからない!
次回も「ヤスオの夏休みin亀山湖」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース版』2025年9月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。