陸っぱりも沖釣りも楽しむマルチアングラーな元釣具店スタッフの筆者。今回は、買ってよかったアイテムではなく、買って失敗したと思う釣りアイテム3選を紹介。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)
黒の夏用レインパンツ
船釣りでは例え晴れていようが、波しぶきやなんかで床やイス代わりのクーラーの上が濡れていることが多い。
その為、下はレインを履いておいた方がふとした瞬間に濡れた場所に座ってパンツまで濡れてしまうような心配が無いのだが夏はレインウェアを履くのは暑苦しい。
そう思って半ズボンのサロペット生地のレインパンツを買ったのだ。しかし特に考えずに黒を買ってしまったため非常に後悔することになった。

サロペット生地というのは分厚いビニールのような質感で、水を完全に通さないので防水という面ではとても優れている。だが、暑い通り越して熱いのだ。
黒が太陽光をモロに吸収し、尻に火が付く程熱い。これが黒色ではなく白色等ならこんなに熱くはならないだろう。昼間の釣りで使うつもりで買ったのだが、昼には到底使えない。
しかし夜のイカメタルの釣りではまだ出番がありそうなので、ギリギリお蔵行きは免れた。
家に在庫があったルアー
これはルアーマンならあるあるなはず。釣具屋でいい色だなと思ってウキウキで買ったルアーが家に全く同じものがある現象だ。
人の好みや流行というのは移りゆくものだが、ここらへんの個人の好みのルアーカラーというものは不変なんだなとしみじみするが財布にはダメージがしっかり入っている。しかも人間とは学ばない生き物なので、忘れたころにまた同じことをしてしまうのだ。
ルアーに限らず、たまにやるエサ釣りの仕掛けも無いだろうと思って買って帰ったら昔の自分が全部きっちり揃えていたというのも多い。家の道具箱には未使用の仕掛けやオモリばかり増えていく。

衝動買いしてしまった竿・リール
竿・リールにはモデルチェンジがある。周期はメーカーと機種ごとにバラバラであるが、シリーズが廃盤になるか、限定品でもなければ数年もすればいずれモデルチェンジが来る。
しかし、釣り人というのは釣具屋に入るとうっかりテンションが上がってしまい、たびたび衝動買いをしてしまうものだ。よくよく調べればそろそろモデルチェンジが来る頃だという予想は付くのだが衝動は抑えられない。

数か月後くらいに新しいモデルが出ていたり、自分が定価で買ったものが赤札品になっていたりするとつい現実から目を背けてしまいたくなる。
だが、道具というのは愛着が湧けば年式など関係ない。古くとも大切に使っていけば良いのだ。しかし、数年前のダイワのリールの転換期であったLTシリーズ登場時期にLTではない機種をフルプライスで買ったのは正直後悔している。
古いタイプは新しいものとスプールに互換性が無い為だ。そこらへんはしっかり調べておくべきだった。
不要な釣具は買取で現金化
買って失敗した釣具は眠らせておくよりも、釣具買取サービスに出して現金化する方が賢い。
新しい道具を買う資金に回せば、後悔を次の楽しみに変えられるだろう。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>