10 月20日(日)、東京都練馬区にあるとしまえんフィッシングエリアに夫婦で釣行した。西武線豊島園駅や、都営大江戸線豊島園駅から徒歩5分圏内で電車釣行派にお勧めの都市型フィールドだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 東京・小谷友樹)
としまえんフィッシングエリア
としまえんフィッシングエリアはとしまえん遊園地内のプールを利用し、ニジマスなどを放流する冬季限定の釣り場。短時間券や貸道具もあるので、初めて釣りをする人でも短時間から楽しめる。

今年は残暑の影響で高水温が続いてしまったため9月末のオープン予定が延期され、10月9日に開幕したばかり。まだ、大型魚の放流はされていないとのこと(11月1日に放流済み)。
練馬まつりが開催
当日は、たまたま練馬まつりという、地域の産業祭が行われており、遊園地が入園無料のため大にぎわい。せっかくなので園内を散策してから釣り場へ向かう。

お祭りからの流れでふらっと立ち寄った家族連れも多いようで、エサ釣りエリアは超満員。土日祝限定で魚焼き場(1串¥100で購入して自分で焼く)が使えるため、釣った魚を食べたい人も大勢いて受付が長蛇の列となっている。

アマゾンエリアからスタート
13時に受付で6時間券を購入して開始。タックルは6ftULのロッドにラインはナイロン3lbを使用。
ルアー専用ポンドのナイアガラエリアは空きスペースが見つからなかったので、アマゾンエリアからスタート。ここは流れるプールを利用した場所。

ルアー、フライ、エサと区画分けされているので、入釣時には注意しよう。たまたま水車周りの人が動いたタイミングだったので、その下流へ入る。
ディープクランクにニジマスヒット
昨シーズン好調だったグローカラーの2gスプーンから探ってみる。オープンしたばかりだからか、いつもよりクリアな水質で、魚の動きが見える。
数投で飽きられてしまうので、いくつかカラーを替えて探る。暗めの色のほうが反応はよさそう。
アピール力の強いディープクランクに変更。カラーはダークグリーン。アップクロスに投げてゆっくり巻いてくるとクンと竿先をたたく軽いアタリ。軽くアワせたが乗らない。そのまま巻き続けるとグンッという感じのいいアタリでヒット。小さいながらもいい引きのニジマスをキャッチ。

同様に誘って3連続で掛けたが、食いが悪いのか、すべてキャッチ直前でバラしてしまった。
立ち込み可能なミシガンエリア
休憩がてら波のプールを利用したミシガンエリアを様子見。大型魚が放流されると人気になる場所だが、この日、竿を出している人はまばら。
立ち込み可能なポイント(使っていいのは長靴まで。

妻はちょこちょこ釣り上げながら試行錯誤してパターンを探る。正解は見えてこないが、バイトまで至らずとも、ルアーを替えるたびにピックアップ寸前まで魚が追ってくるのが楽しいらしい。
日が落ちてくると、暗色系への反応が悪くなる。後半よくヒットしたのは白系。スプーンやスティック型のルアーが好調だった。
当日の最終釣果
寒くなってきたので18時に納竿。掛かった魚は20~25cmと小型だったがファイトは十分に楽しめた。

尾持ち帰ったニジマスはホイル焼き、天ぷら、鮭とばならぬ鱒とばに。鱒とばは本来とは違う形で作ったが、風味はよく、美味しかった。
今後の展望
練馬サーモンと呼ばれる大型ニジマスやイワナやブラウンといったいわゆる色物は水温などの状況をみて順次放流。

トラウトコレクションという釣った魚種でのスタンプラリーもやっているので興味のある人は受付で聞いてみよう。
初心者で、「どうしてもルアーロッドで釣りたい」という人には攻型マ式というルアーが園内で買えるのでそれを使うといい。

ただしこれを使う場合は、飲まれやすいのでハリ外しは必須。また、ほかの管理釣り場では使用できないことがあるので確認してから使おう。
<週刊つりニュース関東版 東京・小谷友樹/TSURINEWS編>
▼この釣り場についてとしまえんフィッシングエリア
出船場所:東京都・練馬区向山 この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年11月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。