シーズン終盤ヤリイカゲームでイカ玉出現　オモリグで狙い撃ち【一美丸】

2020年03月19日(木)11:30

3月7日（土）シーズン終盤の、福井県敦賀エリアのヤリイカ釣りへ一美丸にて出船。直近の釣果は日ムラが大きいようだが、当日は「オモリグ」へのチャレンジや、「イカ玉」出現などで、無事に本命を手中に出来た。

（アイキャッチ画像提供：WEBライター・shinchan）

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敦賀のヤリイカ釣況

3月7日（土）、旬を迎えるヤリイカを狙いに福井・敦賀へと出かけた。今シーズンの敦賀のヤリイカは例年に比べ良く釣れている。2月は3ケタを超える日もあり、後半に入るとイカの産卵行動のひとつ、通称イカ玉と呼ばれる大きな群れが見られるようになった。

しかし、3月に入ると浮き沈みが激しく良い日もあれば厳しい日もあり、日によって釣果に差が出る状況が続いている。果たしてこの日はどうなのか？

一美丸でヤリイカ釣り

今回お世話になる船宿は敦賀でも人気のある一美丸だ。敦賀ICを降りてすぐの港から出港という、アクセスの良さがありがたい。船も大きく釣り座も広く使えるのが特徴で、とにかくきれいなことにビックリする。

当日乗船した一美丸（提供：WEBライター・shinchan）

それもそのはず、帰港すると深夜にも関わらず家族総出でイケスやカゴをきれいに洗っているのだ。同行メンバーは釣り仲間のMさんとWしんちゃん相方のSちゃん、と私。3人が集まるのは約半年ぶりで釣り談義にも花が咲く。

16時前に出船し、小一時間ほど船を走らせポイントに到着。天候は曇りで波も穏やかだか2日前の時化の影響で濁りがある。水深は40mライン、明るいうちはアンカーを打たずに流し釣りで狙っていく。

チャート系スッテにアタリ

ヤリイカの1級ポイントなのか、敦賀船団が密集している中、船長の巧みな操船で船を流していく。スッテは15号から。

するとすぐに同船者がヒット。続けてMさんと私にもヒット。

ダブルヒット（提供：WEBライター・shinchan）

ヒットスッテは濁りに強いチャート系のスッテだ。ポイントは根が荒く底まで落とすとすぐに根掛かってしまう。探見丸を見ながら底を切った状態で狙うことを心がけた。その後も流し直す度にヒットし、明るいうちに良型を含めた4ハイをキープした。このまま爆釣モード突入か・・・。

明るい内に4ハイゲット（提供：WEBライター・shinchan）

日没後はペースダウン

日没後にライトオン。いよいよ夜焚きの始まりだ。しかし先ほどまでとは打ってかわってアタリがない。イカはどこへ行ってしまったのだろう？

船中ポツリポツリと釣れるものの、中盤ではピタリとアタリが止まってしまった。徐々に潮が速くなり雨も降ってきた。この後は荒れる予報だ。

こんな時に1度やってみたかった釣り方「オモリグ」を試してみることにした。

オモリグで本命ヤリイカ手中

しばらく試すもアタリがない中粘っていると、ティップランでティップが入って持っていくようなアタリがあり、間髪入れずにフッキング。価値ある1パイを釣り上げて、手が震えた。

ちなみに、オモリグはイカメタルの2段仕掛け、通称オバマリグの上に鉛のオモリを付け、下にエギを付けるスタイルだ。1mから1.5mものロングハリスの先にエギをつけることによってナチュラルにフワッとエギがアクションするのが特徴だ。

オモリグのアイテム（提供：WEBライター・shinchan）

特に潮が速い時、上下の動きで誘うイカメタルが困難な時に横の動きでイカを誘うことができる。ステイさせた時に潮の動きでユラユラと誘うことでイカのバイトを誘発する仕掛けだ。今回の釣行でも2.5号のエビ型エギ、通称パタパタで釣れたことを考えれば、エギが潮の動きで必然的にチュラルな演出をしたのが功を奏したのだろう。