【写真】土屋太鳳、高校生からの合唱曲サプライズに涙
10月29日に公開がスタートしたオリジナルアニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』の初日舞台挨拶が都内の映画館で行われ、土屋太鳳、福原遥、工藤阿須加、興津和幸、小松未可子、大原さやか、吉浦康裕監督が登壇した。
本作は『イヴの時間 劇場版』(2010年)や『サカサマのパテマ』(2013年)を手がけた吉浦監督の最新作。








主人公であるシオン役を土屋はノースリーブの白いロングドレス姿で登壇。「本当にありがたくて幸せです」と映画を鑑賞した観客を前にして声を震わせた土屋。「思い出って自分だけのものではなく、この作品を見たら同じ世界に、同じ星に生きている人たちと、同じ記憶を共有できるんだって思ったんです。エンターテイメントであったり、本やゲーム、おもちゃというのは思い出を繋ぐ存在なのかなって思って・・・。恵まれている間は頑張ろう、踏ん張ろうと思いました」とコメントした。

また吉浦監督も「今日は自分にとっても特別な一日。映画は作ってる間は現場のものなんですけど、今日を境に世の中のものに変わった。子供の旅立ちを親の立場で見守る寂寥感というものがありますが、世の中に出るからこそ映画は完成して、さらに成長していくものと思っています」と喜びを表情に浮かべた。





そんな2人に作品のモデルとなった学校の生徒たちが、土屋が歌う劇中歌『ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~』の合唱曲にアレンジして歌った動画がサプライズで上映された。以前行われたイベントで土屋は同曲を「合唱曲にしたい」と発言しており、思わぬサプライズに驚きの表情を見せた。自身が歌う同曲は、AIのシオンがひとりぼっちのサトミを勇気づけようとする楽曲だ。




その後、合唱曲を歌っていた生徒たちから花束を受け取った土屋は、「今のが一番心にグサッと刺さりました」と瞳に涙を浮かべ、「コロナ渦で学校へ行けないこともあったと思うんですけど、ぜひシオンちゃんたちと行けなかった分の高校生活を映画館で一緒に生きてくれると嬉しいです」と呼びかけた。