【写真】演奏を披露するandropと松風理咲、中島亜梨沙
「androp“music story”act1 ~Christmas Radio~」が 12 月 23 日(木)に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催された。 ライブと演劇を組み合わせたコンセプトライブを“music story”と題したのは、androp と自身との出会いのきっかけ でもあるドラマ『グッド・ドクター』のプロデューサーでありコンテンツプロデューサー/story plannerの藤野良太 (storyboard)。
「ライブと演劇の融合ステージは、まだ新しいジャンルではあるが、いつか“music story”として確立されたジャン ルになる予感すら感じる」という藤野。「音楽には様々な表現方法があります。これまでとは違う伝え方で心に届ける 方法、それが“music story”となれたら」とその思いに応えたのは androp ボーカル内澤崇仁。
公演の始まり、andropの楽曲「Know How」で幕を開けた。長く続くコロナ禍。ライブに飢えていた観客の目が輝い ていく中、演奏中に演劇が入る。観客は冒頭から『ライブ×演劇=“music story”』を見せつけられ、ストーリーの世 界に引き込まれていく...。
ラジオブースに明かりが灯る。ラジオ DJ が陽気にオープニングトークを始める。明るく自由奔放なラジオ DJ(松風 理咲)。すると、ラジオブースに迷い込んできたのは記憶のあやふやな女性、金子杏奈(中島亜梨沙)。


公演は、演劇⇔演奏といった流れ。ライブと演劇が融合していくことを体感することで、観客は“music story”の 深みにハマっていく。女優二人の熱演する演劇に引き込まれていく中、DJ が紹介していくナンバーは andop の楽曲だ。 androp の演奏が芝居をより具現化させ、また、その芝居により、androp の楽曲に込められた意味や想いがより深く伝 わり、相乗効果が生まれる。これが、藤野のこだわった“music story”の神髄だ。androp の素晴らしい楽曲とライブ。 そして、藤野が描いた脚本・演出を圧巻の演技で表現してくれた二人の女優がいたからこそなし得たステージだ。
公演の最後は、コロナ禍の中で生まれた androp の楽曲『SuperCar』。
■ セットリスト 演劇シーン【Part1】
M1 KnowHow ※2021年12月22日発売6thアルバム「effector」収録 演劇シーン【Part2】
M2 hana 演劇シーン【Part3】
M3 Iro ※2021年12月22日発売6thアルバム「effector」収録(本公演初披露) 演劇シーン【Part4】
M4 Beautiful Beautiful 演劇シーン【Part5】
M5 Moonlight ※2021年12月22日発売6thアルバム「effector」収録 演劇シーン【Part6】
M6 Hikari 演劇シーン【Part7】
M7 SuperCar ※2021年12月22日発売6thアルバム「effector」収録 演劇シーン【Part8】
M8 End roll
■ 演出/構成 藤野良太コメント
androp さんから本公演の企画を依頼された時、“バンドミュージックとストーリーの融合”という新しい試みに挑
みたいという彼らの想いに、全力で答えたいと思いました。内澤さんと企画の方向性を話している時に、“生命力” というコンセプトが決まりました。そして、「どんなに苦しいこと、辛いことからでも光を見つけることができ る。それが人の持つ生命力」というメッセージを伝えるべくストーリーをつくっていきました。
「androp ”music story”act1 ~Christmas Radio~」について
https://www.diskgarage.com/feature/musicstory/