【写真】初の海外映画祭参加した石田ひかり
映画『ルノワール』(英題:RENOIR)が、2025年5月17日(現地時間)に開催された第78回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映され、主演の鈴木唯、共演の石田ひかり、リリー・フランキーらがレッドカーペットに登場した。
本作はコンペティション部門に出品された唯一の日本映画で、上映後には6分間に及ぶスタンディングオベーションが送られた。


囲み取材で石田は、「海外の映画祭に参加するのは35年の俳優人生で初めての体験。海外の観客の映画を観てやるぞという意気込み、クレジットひとつひとつに拍手が起こることに驚きました。映画に対する真摯さと温かさを感じました」と語り、感慨深げな様子を見せた。
石田が演じたのは、主人公・フキの母親役。撮影当時11歳だった主演・鈴木唯の演技について、「ただただ自転車を漕ぐとかそこに存在するということができるというところがとっても素敵」と称賛した。



映画『ルノワール』は1980年代後半の日本を舞台に、11歳の少女が大人たちとの出会いを通して成長していく姿を描く。監督は『PLAN 75』の早川千絵。石田ひかりは本作を通じて、国内外の観客に強い印象を残した。