2歳女王の座を争うGI阪神ジュベナイルフィリーズソウルスターリングやソダシなど、近年もここを勝った馬たちがクラシックでも結果を残しているので、そういった次期スター候補をしっかりと見つけたいと思っています。

 結論を先に言うと、今回の私の予想は4頭にしぼりました。

ほのか、阪神JFは4頭にしぼって勝負。本命が勝てばオイシイ配...の画像はこちら >>

阪神JFの予想をしてくれたほのかさん

 というのも、過去5年の結果を振り返ってみても、6番人気以内の上位人気馬しか馬券に絡んでいないからです。実際、前走や前々走でカッコいい勝ち方をしてきた馬をピックアップしていくと、必然的に上位人気が予想される馬が中心になり、できるだけトリガミは避けたいと考えたところ、頭数を絞ったほうがいいな、と。

 ◎は、ナミュールです。

 2歳戦はただでさえ情報が限られるうえ、レース展開も非常に読みにくいです。だからこそ、適応力の高そうな馬を狙いたいと思って、同馬を本命にしました。

デビュー2連勝という結果だけでなく、過去2戦で異なる流れに対応してきた点が最大の魅力です。

 新馬戦は超スローペースで最後は瞬発力勝負となりましたが、上がり33秒3の末脚を繰り出して快勝。続く1勝クラスの赤松賞では、中間で11秒台のラップタイムが続く持久力勝負となりましたが、ここでも33秒0というメンバー最速の上がりをマークして中団から突き抜けました。逃げ馬の完全な勝ちパターンにあって、豪快な差しきり勝ちを決めた競馬っぷりは圧巻でした。

 瞬発力と持続力――。どちらが求められるレースになっても対応できるのは、能力が高い証拠でしょう。

加えて、2018年にダノンファンタジーを勝利に導いたクリスチャン・デムーロ騎手が鞍上を務めるのも強調材料となります。

 対抗(〇)は、ウォーターナビレラです。

 デビューから無傷の3連勝と実績はピカイチ。そしてこの馬もまた、3戦すべて異なる競馬場、異なる距離で勝利していて、どんな競馬にも対応できる能力の持ち主だと思います。

 前々走の1勝クラス・サフラン賞では、今回と同じ右回りの1600m戦を勝利。前走のGIIIファンタジーSでは、芝1400m戦ながら同じ舞台の阪神競馬場できっちり結果を残しました。

条件面での不安は一切ありません。

 しかも、2018年のダノンファンタジー、2019年のレシステンシアと、近年ではファンタジーSの勝ち馬が戴冠を遂げていることが多いです。当然、ウォーターナビレラへの期待も膨らみます。

 ▲は、ベルクレスタです。

 デビュー以来、3戦すべてマイル戦を使われて、1勝、2着2回と安定した成績を残しています。なかでも、私が注目したのは、前々走の未勝利戦です。

 スローペースで着差をつけて勝つのは難しいと言われていますが、ベルクレスタはスローの上がり勝負となったこの一戦で、2着に3馬身半差をつけて完勝。1勝馬ですが、潜在能力は相当なものではないでしょうか。

 前走でも、出世レースと言われるGIIIアルテミスSでクビ差の2着と奮闘。過去の名馬たちと同様、ここから飛躍を遂げても不思議ではありません。

 ちなみに、出世レースだからと注目しておきながら、アルテミスSの勝ち馬であるサークルオブライフは消しとしました。

 その理由はいくつかあるのですが、一番は関東馬であること。

というのは、新馬戦で新潟競馬場への輸送競馬で3着。勝った馬から7馬身差も突き放されてしまったからです。今回も阪神競馬場への長距離輸送となるので、その辺りの不安が拭えませんでした。

 最後に特注馬となる☆には、ステルナティーアを指名。手綱をとるのがクリストフ・ルメール騎手というのが、やっぱり大きいです。

 もちろん、馬自身の実力も認めています。

前走のGIIIサウジアラビアロイヤルCでは、評判の2歳牡馬コマンドラインに僅差の2着と善戦。かなり強い馬であることは間違いないでしょう。

 以上、私が印を打ったのは4頭。今回は△なしです。

 買い目は、3連単の4頭ボックス。上位人気が予想される馬ばかりですが、本命のナミュールが勝ってくれれば......オイシイ配当が期待できるかも!?