2024年から「web Sportiva」で公開している「種牡馬適性分布図」。今年も最新版を公開いたします。

 図を見るのが初めての方もいらっしゃると思いますので、あらためて「種牡馬適性分布図」をご説明します。図を作成することになった経緯なども書いていますので、よろしければお読みいただけたらと思います。

 日本には多くの種牡馬がいますが、短距離向き、長距離向き、芝向き、ダート向きなど、それぞれ産駒の特徴は異なります。その特徴を"見える化"したら便利だろうと思って作ったのが、この「種牡馬適性分布図」です。お酒などでよく見るチャート図を、種牡馬の適性に当てはめたものです。

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 今回掲載するデータは、2025年のJRAサイアーランキング100位までの種牡馬を対象に、2025年までのJRA全成績の勝利距離の平均と、芝、ダートの勝利数の比率を基に種牡馬を配置しました。

 地方や海外で顕著な実績を残している馬については、補正を加えています。例えば、オルフェーヴルは芝比率約58%なので、当初は真ん中より右に位置していました。しかし、マルシュロレーヌ、ウシュバテソーロ、ショウナンナデシコなど海外や地方のダートで実績を残した馬が多いことから、ほぼ真ん中に移動しました。ちなみに、障害の勝利は平均距離に大きな影響を与えるので除外しています。

 種牡馬は系統別に色分けしていて、サンデーサイレンスなどのターントゥ(Turn-to)系(緑)は芝寄り、ナスルーラ(Nasrullah)系(ピンク)は短距離やダートなど極端なタイプが多いなど、系統ごとの大まかな傾向もつかめます。なお、馬名のカタカナ表記は日本で供用されている種牡馬で、欧文馬名は海外供用種牡馬です。

海外供用種牡馬については、日本調教馬の成績のみを反映しています。

 ちなみに、サイアーランキングを基にしていることから、2025年度版からは15頭の入れ替えがありました。

【競馬】種牡馬の特徴がまるわかり! 上位100頭のデータで作る「種牡馬適性分布図」最新版
昨年の分布図

 新規、または再追加はGleneagles、フィエールマン、フォーウィールドライブ、ミスターメロディ、コントレイル、ウインブライト、ゴールドドリーム、アニマルキングダム、シスキン、Kingman、クロフネ、Gun Runner、ポエティックフレア、Saxon Warrior、ベンバトル。逆にランク外となったのがAcclamation、Dark Angel、Siyouni、アイルハヴアナザー、アドマイヤムーン、アポロキングダム、エイシンヒカリ、ストロングリターン、スピルバーグ、ディープブリランテ、ノヴェリスト、フリオーソ、ベストウォーリア、メイショウボーラー、ラニです。昨年のものと比べると、けっこう変化があって興味深いものです。

 この分布図を頭に入れておけば、馬券の予想はもちろん、POG(ペーパーオーナーゲーム)馬や共有クラブの出資馬選びにも役に立つかもしれません。種牡馬の傾向は変化することもあり、毎年、新しい種牡馬が登場するので、この分布図は毎年、更新していこうと考えています。またご紹介できる機会を楽しみにしております。

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