(前編:ソフトバンクの「カギを握る」選手は? 好調の秋広優人、有原航平が抜けた穴の埋め方も語った>>)
今年もいよいよペナントレースが幕を開ける。パ・リーグは、ソフトバンクがリーグ3連覇を果たすのか、ほかの5球団が食い止めるのか。
【1位予想:ソフトバンク】
――古巣ソフトバンクは、1位予想となりました。
攝津正(以下:攝津) 戦力層の厚みや経験値は、ほかのチームと比べて抜けているのかなと。それと、昨シーズンは序盤であれだけ主力選手が長期離脱した状況で、最終的には巻き返して優勝しました。仮に同じような事態になっても、それほどバタつかないと思います。複数のポジションを守れる野手が多く、誰かが欠けてもカバーしていけるのが強みですね。
――昨シーズンに活躍した選手でも、試合に出られる保証はなさそうですね。
攝津 昨シーズンは柳町達が大活躍して、最高出塁率のタイトルも獲りましたが、それでも試合に出られるかどうか、という立場ですからね。近藤健介、周東佑京、正木智也がいて、そこにベテランの柳田悠岐が入ったら、なかなか厳しくなります。
投げるほうでは、有原航平が抜けた穴は確かに大きいですが、先発の枚数は揃っています。何人かで勝ち星を少しずつ上積みしていくしかないですね。
【2位予想:日本ハム】
――日本ハムは、優勝候補の筆頭との呼び声も高いですね。
攝津 やはり有原の加入が大きいです。ただ、昨シーズンの時点で、伊藤大海や北山亘基、達孝太とエース級のピッチャーが3人いるうえに、山﨑福也、加藤貴之、古林睿煬らがいて先発もかなり強力でしたけどね。
今シーズンは達が勝ち星を上乗せしそうですし、ますます強力になるかなと。リリーフも上原健太、齋藤友貴哉、田中正義、柳川大晟らがいて充実していますし、チームとしての完成度が年々高くなっています。
――破壊力のある打線も脅威ですね。
攝津 そうですね。フランミル・レイエス、万波中正、郡司裕也、清宮幸太郎らがいますし、新外国人のロドルフォ・カストロも、オープン戦でホームランを打つなど長打力があります。FAで松本剛と石井一成が抜けましたが、野手の層も厚いので、それほど影響はないと思います。
【3位予想:西武】
――昨シーズンは5位だった西武を3位と予想した理由は?
攝津 今井達也が抜けたのは痛いですが、髙橋光成が残ったのは大きいです。それと、もともとピッチャー陣はいいのですが、野手陣が課題でした。そこにFAで桑原将志と石井一成が加わったので、面白くなると思いますよ。長打を打てる選手が機能して得点力が上がれば、さらに上も見えてくるかもしれません。
――ピッチャー陣はどう見ていますか?
攝津 髙橋、隅田知一郎、武内夏暉、渡邉勇太朗に加え、平良海馬が先発に再転向しますし、先発陣は充実しています。リリーフ陣の層が薄いことが不安要素ですが、トレイ・ウィンゲンターが残ったのが大きい。昨シーズンは強烈なボールを投げていましたし、今シーズンも勝ちパターンの一角として十分に期待できます。抑えをまかせることも考えられるんじゃないでしょうか。
【4位予想:オリックス】
――昨年3位だったオリックスは、4位予想となりました。
攝津 投打ともに実力のある選手は多いと思いますが、近年はケガ人が多かったりと、どこかチグハグしている印象がありました。今シーズンは、昨年ケガで開幕にいなかった森友哉のコンディションがよさそうですし、西川龍馬も昨シーズンはパ・リーグで実績を作りました(規定打席未到達ながら打率.310)。2年目の麦谷祐介も攻守でいい動きを見せていますし、課題は打線としてどう機能させるかでしょう。
――先発ピッチャー陣も充実している印象です。
攝津 WBC 組の宮城大弥、曽谷龍平をはじめ、九里亜蓮、山下舜平大、エスピノーザ、田嶋大樹、山岡泰輔、2年目の寺西成騎もいいですし、かなり充実しています。あと、身長2m以上(213cm)の、ショーン・ジェリーが非常にいいです。高身長の外国人ピッチャーはコントロールが荒れる傾向があるのですが、コースにバシバシ決まるんです。
リリーフではルイス・ペルドモとアンドレス・マチャドが残りましたし、岩嵜翔らも含めて勝ちパターンもでき上がっています。繰り返しになりますが、力のある選手は多いので、4位と予想しましたがチームとして噛み合えば十分に上位を狙えるはずです。
【5位予想:楽天】
――楽天は5位と苦戦する予想となりましたね。
攝津 則本昴大が抜けてしまいましたし、ピッチャー陣の層の薄さがマイナス要素です。その分、新加入の前田健太がどれくらい投げられるかにかかっていると思います。
ドラフト1位ルーキーの藤原聡大(花園大)らが先発ローテーションに食い込んでくると面白いですが、早川隆久が手術明けですし、則本が抜けたリリーフ陣も含め、ピッチャー陣が不安です。ベテランの岸孝之がフル回転できるわけではないですし、荘司康誠や古謝樹、藤井聖あたりがどれだけ勝ち星を上積みできるかですね。
――野手陣はどう見ていますか?
攝津 オープン戦では、現役ドラフトでソフトバンクから加入した佐藤直樹が1番で起用されていますが、能力がある選手なので試合に使い続けたら十分面白い存在になるかなと。自由に打たせたほうが合っている気がしますし、1番はいいかもしれません。
昨シーズンに飛躍した中島大輔も足がありますし、小深田大翔らも含めて機動力でかき回す野球ができたら相手も嫌がるはずです。あと、ホームランが期待できるルーク・ボイトが残ったのは大きいです。
【6位予想:ロッテ】
――昨シーズン最下位のロッテは、今シーズンも厳しそうでしょうか?
攝津 種市篤暉、小島和哉あたりが先発ローテーションの中心だと思いますが、あまり貯金ができないんですよね。石川柊太には上がり目を感じませんし、昨シーズンにある程度先発を経験した、若手の田中晴也や木村優人に期待せざるをえない状況というのが厳しいです。新加入のアンドレ・ジャクソンは指のケガで開幕に間に合うか微妙ですが、最低でも二桁勝ってほしいところですね。
――野手陣はいかがですか?
攝津 長打力に期待している選手が力を発揮できていない印象です。安田尚憲もそうですし、昨シーズンに出てきた山本大斗も前半はよかったのですが、相手に研究されたこともあって後半は全然ダメでした。
山口航輝は、自分の高校(明桜高)の後輩なので頑張ってほしいんですけど、ちょっと伸び悩んでいる印象です。得点源という点では、結局はネフタリ・ソトとグレゴリー・ポランコに頼ることになりそうですし、なかなか厳しいと思います。
【攝津正のパ・リーグ順位予想】
1位 ソフトバンク
2位 日本ハム
3位 西武
4位 オリックス
5位 楽天
6位 ロッテ










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