この記事をまとめると
■2022年事業年度締めでもっとも売れたクルマはホンダN-BOXだった



■20年前の販売台数トップは初代ホンダ・フィットがトップで上位にはミニバンも多数ランクイン



■10年前の販売台数トップはトヨタ・プリウス&プリウスαでハイブリッドが人気だった



N-BOXが20万台超売れた2022事業年度

2022年の国内新車販売台数では軽自動車が39%を占めた。販売ランキングの順位は、1位:ホンダN-BOX、2位:トヨタ・ヤリスシリーズ、3位:トヨタ・カローラシリーズ、4位:日産ノート&ノートオーラ、5位:トヨタ・ルーミー、6位:ダイハツ・タント、7位:スズキ・スペーシアと続く。



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上記の内、2~4位は、複数のボディタイプを合計したシリーズ全体の台数だ。

ボディタイプ別に見ると、N-BOXが圧倒的な売れ行きで、これにルーミーが続く。ヤリスクロスやカローラクロスなどのSUVが売れ行きを伸ばすものの、軽自動車のN-BOX/タント/スペーシア、小型車のルーミーというスーパーハイトワゴンは人気がきわめて高い。全高が1700mmを超えるボディにスライドドアを装着して、いまでは新車として売られる軽乗用車の半数以上がスーパーハイトワゴンになった。



一方、20年前の2002年を振り返ると、国内販売の1位は、2001年に発売された初代ホンダ・フィットであった。ボディは1種類でグレードも3タイプのみだが、空間効率の優れた合理的なクルマ作りと低燃費により、国内販売のトップに立った。



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ホンダ・フィットのフロントスタイリング



2位は2代目スズキ・ワゴンR、3位は3/4代目のホンダ・ライフ、4位は3代目ダイハツ・ムーヴであった。すべて軽自動車だ。1998年には軽自動車規格がいまと同じ内容に変更され、16車種の新型車がほぼ同時期に登場する未曾有の新車ラッシュとなった。このときに軽自動車の販売に弾みが付き、ムーヴは2002年、ライフも2003年にフルモデルチェンジを実施して、売れ行きを一層増やした。



10年前のランキングに現在のトレンドの片鱗が見えていた

それでも2002年の新車販売台数に占める軽自動車の比率は32%だ。2022年の39%に比べると少ない。そして、販売ランキングの上位には、ミドルサイズミニバンのトヨタ・ノア、Lサイズミニバンのトヨタ・エスティマなども入っていた。

当時はいまに比べて安全装備や運転支援機能が乏しく、2代目エスティマの売れ筋グレードも260万円前後だったから、上級車種も購入しやすかった。トヨタ・プレミオ&アリオンなどのセダンも中堅レベルの売れ行きで、いまほど衰退していなかった。



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トヨタ・エスティマのフロントスタイリング



それが10年後の2012年になると、販売状況がいまに近付く。軽自動車の販売比率は37%に増えて、前年に登場した初代(先代)N-BOXが注目されていた。



それでも販売ランキングの1位は、3代目プリウス&プリウスα、2位は初代(先代)アクア、3位はダイハツミラ&ミライース、4位に初代(先代)N-BOXが入った。



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トヨタ・プリウスのフロントスタイリング



この後にN-BOXが急増して、冒頭で述べたとおり、軽自動車を中心に小さなクルマが好調に販売される市場が確立された。

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