この記事をまとめると
■新型アルファードとヴェルファイアには多数のオプションが用意されている■タイヤ&ホイールのインチアップではなくインチダウンができるオプションもある
■リセールを考えるならボディカラーは白か黒が無難だろう
新型アルファード&ヴェルファイアはオプションに抜かりなし
まさに「ついに」といった感じで、新型トヨタ・アルファード&ヴェルファイアがデビューした。今回はわかりやすく表現すると、「エグゼクティブラウンジ」と「標準仕様」というシンプルなバリエーション構成になっているのが特徴といえるだろう。グレード数が多かった先代に比べると「購入希望車種を選びやすい」ラインアップとなっているのは間違いない。
さて、メーカーオプションを見ていると、先代でもあった「装着タイヤインチダウンオプション」が新型でも存在していた。標準がスチールホイールで、メーカーオプションでアルミホイールへ変更でき、さらにインチアップしたタイヤを選ぶことができる「アップグレードオプション」はよくあるが、メーカーオプションでインチダウンが用意されているのは結構珍しいものと考えている。
アルファードではZグレードにインチダウンオプションが用意されており(エグゼクティブラウンジにはアップグレードオプションあり)、標準サイズの18インチから17インチへのダウンサイズが可能。5万5000円減額となる。
一方のヴェルファイアではエグゼクティブラウンジとZプレミアにインチダウンオプションが用意されており、エグゼクティブラウンジとZプレミアともに19インチから17インチへのサイズダウンが可能だ。エグゼクティブラウンジが3万3000円、Zプレミアでは11万円の減額が可能となっている。アルファード、ヴェルファイアともにアルミホイールデザイン変更も伴うインチダウンとなるので、見た目ですぐにインチダウンしたのはわかってしまうし、高額車両で中古車でも人気の高いモデルとなるので、インチダウンを選ぶと再販価値への影響は避けられないのではないかと中古車事情に詳しいA氏は語ってくれた。

狙い目のオプションを考えてみた
ただ、納車後に社外タイヤ&ホイールを装着する予定の人にとっては、「どうせ換えるのだから」と、魅力的に映るかもしれない。必ずしも「予算が足りないなら……」とセールスマスタッフがアプローチするためのオプションではないようだ。
先代で人気オプション&再販価値アップのためのマストオプションだった、サンルーフも「左右独立ムーンルーフ」として、アルファードのZ系に13.2万円アップで用意されている。なお、アルファードのエグゼクティブラウンジとヴェルファイア全車には標準装備となっている。

HEV(ハイブリッド車)では、アルファード&ヴェルファイア以外のトヨタ車だと寒冷地仕様を選ぶ人も多い。
さらに、アルファードのエグゼクティブラウンジとヴェルファイア全車では、内装色にブラックではなくブラウンを選ぶことも可能となっている。変更に関して別途料金がかかることはない。ブラック内装が標準となるので、ブラウン内装車は少なめになりそう。ブラウンでも構わないという人は注文時にブラウン内装を選んでおくのもいいかもしれない。

ボディカラーは先代に続きプラチナホワイトパールマイカもしくはブラックを選んでおくのが無難だろう。ホワイトパールがオプションカラーでブラックは標準色となるが、ブラックはソリッドカラーとなり、手入れでかなりナーバスになるので、できればホワイトパールマイカを選んだほうがいいだろう。

アルファードにはプレシャスオフブロンドというカラーもオプションカラーで用意されるが、アルファード系は先代でもボディカラーで値落ちスピードにかなり差が出ていたので、白もしくは黒系を選ぶのが無難な選択といえるだろう。