この記事をまとめると
■新車の購入は人生でそう多くない一大イベントだ■それだけについ張り切ってやりすぎてしまうことも多い
■舞い上がりすぎてしまった経験もあとになって振り返ればいい思い出かもしれない
新車の購入はビッグイベントだから張り切ってしまう!
人生における一大イベントのひとつである「クルマを買う」という行為。なかでも「新車を買う」というのは、よほどのお金もちでない限り、そう何度もできるものではありません。
それだけに、いつ経験しても幸せな気分に浸れる、貴重な時間だといえます。
1)いらないオプションまで選んでしまう
新車を買うオーナーだけに許される「自由にオプションが選べる」という特権。ボディカラーから内装の仕様にいたるまで、自分好みにアレンジができます。オプションカタログを見ながらあれこれと選ぶ瞬間は、何度味わっても幸せな気分に浸れます(笑)。
新車を買う以上、100万円単位のお金が動くことになります。それに比べたら、0(ゼロ)がひとつふたつ少ないくらい大したことない。この際だからカーナビやフロアマットは最上級モデル、勢いで純正フルエアロも付けてしまおう! と、ついつい気が大きくなって、あれこれといらないオプションまで選んでしまうのです。
そして、納車日を迎え、ふと我に返ります。「やりすぎた」と。選ぶのは一瞬ですが、ローンを組んだ場合、支払いは少なくとも数年間は続きます。「本当にこの仕様でいいのか? ひと晩冷静に考える」時間を設けた方がいいかもしれません。
2)カー用品を爆買い
せっかくの新車を買うのだから洗車用品も一新しよう。スマートフォンホルダーも新しいものに交換。

しかし! よほどのお金もちでない限り、現金一括にしてもローンを組んだとしても、それなりの出費となっていることは確か。そんなに散財して大丈夫なのでしょうか……と心配になります。
まずは落ち着くべし!
3)納車日前日は興奮して寝られなかった
ようやく待ちに待った新車の納車日が近づいてきた……。あと半月、あと10日、あと3日、そしていよいよ明日……となったところで気もちがたかぶって寝られない! そのまま一睡もできずに目を真っ赤に充血させたままディーラーに向かい、担当セールスに驚かれたという人が実在します。「小学生が遠足行く前の日に寝られないのと同じじゃないの!」と奧さんに呆れられたそうです。

また、別の事例として「前祝い」と称して、納車前日に友人と飲み過ぎて帰宅は早朝に。そのまま玄関で爆睡してしまい、納車の時間をすぎても起きられず、目が覚めたら担当セールスからの鬼電が。時計を見たらすでに夕方……。慌ててディーラーに駆け込んで納車してもらったという困った人もいます。
4)納車日を間違える
思い込みか、記憶違いか。納車日を間違える人もいます。

肝心の新車はまだ納車整備前の状態で受け取ることができず、そのまま自宅にUターン。まぁ、楽しみが1日延びたという前向きな解釈にしておきましょうか……。
5)納車直後にぶつける
「新車を買ったときに勢いでやらかしがちなうっかりミス」のなかでも悲劇といえるのが「納車直後にぶつける」アクシデントです。同じモデルでの乗り換えであったとしても、車両感覚やスイッチのレイアウト、運転席に座った際の目線など、ありとあらゆることがリセットされるため、慣れるまで数時間~数日を要します。

おっかなびっくり運転していて、狭い道で対向車が。左に寄せすぎてバンパーをゴリゴリ……と壁にこすってしまうのです。あの瞬間の絶望感たるや……。まさに天国から地獄へ突き落とされた瞬間です。居ても立ってもいられず、そのままディーラーにUターン。しかし、すぐには直せないということで修理の予約をしてひとまず帰宅することに。
●まとめ:まだまだある!? 「勢いでやらかしがちなうっかりミス」
新車が買えるということは、これまで仕事を頑張ってきたからこそ成し得た「自分へのご褒美」です。その喜びをかみしめたくなるのは無理もありません。
本人は努めて冷静なつもりでも、どこか舞い上がっているのでしょう。いい大人が意外とやらかしています。今日から自分の愛車だと乗り込んでみたら別の人のクルマだったり、ディーラーの店内で転んだり、これまで大切に乗ってきた愛車との別れに思わず泣き出したり……。それもこれも、あとになって振り返ってみればきっといい思い出となるはず(?)です。