開閉式のグリルを持つクルマが増えている
車両の先端にあるグリルというのはルーバーになっていて、素通しになっているのはご存じのとおり。というか、風をエンジンルームに取り込むのがグリルの役割なので当たり前のことと思いきや、最近ではグリルが開閉式になっているクルマが増えてきた。皆さん、気がついていただろうか?
仕組みとしては、グリルのなかがシャッターになっていて、開いたり閉じたりする。

環境性能や燃費の向上に貢献する!
そもそもなぜこのようなシャッター式のグリルが増えているかというと、エンジンを過剰に冷やさないため。走行中も適温を維持できるし、始動時に素早く暖めるのに効果を発揮する。そうすれば触媒も早く利くようになり、環境性能が高まることにもなる。また、空気抵抗の低減にも効果を発揮し、結果として燃費向上に貢献する。

だから、止まっているときはシャッターが閉まっていることが多いが、マセラティ・レヴァンテではグリルの奥にシャッターグリルを設置することで、違和感をなくす配慮をしているなど、スタイルはメーカーによって異なる。このあたりをチェックしてみるのも面白いかもしれない。
