ターボはもともと艦船や航空機用に開発されていた
ターボと聞いて抱くイメージは人それぞれだろう。1980年代のドッカンターボや、チューニングでの大型タービン。最近では排気量のダウンサイジングに欠かせない装備となっている。
日本でも戦争中に、艦船、そして航空機用に開発がなされていた。ちなみに当時は排気タービンと呼ばれ、高度1万mでやってくるB29を迎撃するために欠かせない装備ということはわかっていたが、素材不足、そしてオイルの性能不足などによって船舶用も含めて実用化はほぼされなかった。
その後、世界初でクルマに装着されたのが、1962年のシボレー・コルベアで、1973年のBMW2002ターボも有名だろう。BMWについては、航空機エンジンの技術ノウハウが投入されている。
し烈なターボ戦争を経てダウンサイジングターボの時代へ
日本では、ターボのもつ過激なイメージもあり、認可がなかなか下りなかった。もちろん技術的な問題もあったが、1979年の日産セドリック/グロリアに採用されたのが日本車初。ただ、当時の認可に対する名目は、燃費とドライバビリティの向上のためで、スポーティといった表現は避けられた。
しかし、これをきっかけに1980年代はターボ戦争となっていく。いわゆるキャブレターと組み合わせたドッカンターボで、インタークーラー装備やインジェクション化などで、どんどんと過激化。1990年代半ばまで続くことになる。
その後、2000年前後に環境や燃費の問題が出てくると、スポーツカーとともにターボは続々と姿を消すことになる。
ターボが今一度、見直されたのがダウンサイジングエンジンの登場によってだ。欧州で先行していて、2007年に日本で発売されたフォルクスワーゲンのTSIは1.4リッターながら、ターボとスーパーチャージャーを組み合わせた二段過給で170馬力を実現していたのは衝撃だった。それでいて、燃費も14km/Lとよく、ここでまたターボの有用性が示された形となり、ダウンサイジングに欠かせない装備となって今に続いている。
今後はダウンサイジング用だけでなく、電動ターボも含めて、ち密な制御との組み合わせで、スポーツカーへの採用も再び進む可能性も捨てきれない。

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