外装色に合わせて内装の細部まで同系色にカラーチェンジした

限定車などでときどき奇抜なボディカラーをまとったクルマが登場することは少なくない。例えば先代クラウンに特別仕様車として設定された「ReBORN PINK」などは、クラウンというフォーマルな車両にド派手なピンク色のボディカラーというギャップも相まって話題を集めたことも記憶に新しい(そういえばその後出た草色と空色はどうなったのだろうか)。



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一方、内装に関しては意外と奇抜なものは少なく、基本的には黒かベージュ、ブラウンといった比較的落ち着いたカラーが一般的だ。

前述のピンクのクラウンも内装はピンクではなく、ホワイト系でまとめられていた。そんななか、少数ではあるが変わった内装色を設定していた車種もないわけではない。今回はそんな変わった内装色を持っていた車種をご紹介しよう。



1)トヨタ・マークX イエローレーベル

先日、惜しまれつつ生産を終了したマークX。マークII時代から数えると51年もの歴史に幕を閉じたことになる。そんなマークXも前述のクラウンと同じくどちらかというとフォーマルなセダンというキャラクターであったが、2014年に突如として登場した特別仕様車「イエローレーベル」はその名のとおり黄色をまとったマークXだったのだ。



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ボディカラーにはアウェイクンイエローと呼ばれる蛍光色風のイエローを設定し、なんと内装色にも黄色をふんだんに配色。シートのサイドサポート部やヘッドレスト部はイエローのファブリックを使用し、ステアリングのステッチなどにも同系色を配するこだわりぶりだったのだ。



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テーマに合わせて内装色をカスタムできる車種も存在

2)トヨタSAI アカネ

プリウスに次ぐハイブリッド専用車第2弾として2009年に登場したSAI。当初はコンサバティブなエクステリアを持っていたが、2013年のマイナーチェンジではそれまでのイメージを一変するアグレッシブなデザインへと変貌を遂げている。



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そのタイミングで内装色にも変更が加えられ、新たに設定されたのが日本の伝統色をイメージした「アカネ」内装である。シートだけではなく、ドアトリムやフロアマットも茜色となり、インパネの木目調パネルも赤木目調となる念の入れよう。後期型のイメージカラーが赤だったこともあり、かなりエキゾチックな雰囲気となっていた。



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3)レクサスLS L Select

日本では初代となった先代LS。

2009年の改良時に新たに「L Select」という、シートやドアトリム、インパネ、ルーフライニング、カーペットにステッチなどを多くのカラーの中から自分好みの組み合わせをチョイスできるカスタマイズプログラムを設定した。



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その組み合わせは3万とおりを超えると言われ、カタログなどには組み合わせの例としていくつかのテーマに沿ったものが掲載されていた。その例のひとつである「Escape Journey」は、マリンリゾートをテーマに優雅なバカンスの解放感や爽快さを表現したと書かれていた。



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南国の海を思わせるブルーのキルティングシートと南国の砂浜をイメージしたホワイトのドアトリムとカーペットを組み合わせ、レモンイエローのアクセントステッチを組み合わせたかなり上級者向けのもの。重厚なLSの内装とは思えないが、これはこれでアリと思わせるのもレクサスならではというところだろうか。

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