フロントガラスには視界確保のための厳しい規定がある

フロントガラスには保安基準で厳しい規定があって、原則として「車検シールと法令点検シール以外はNG」。フィルムを貼付ける場合も、透明かつ可視光線透過率が70%以上。



フロントガラスの上縁であっても、ガラス開口部の実長の20%以内の範囲に張り付けるフィルム等は、交通信号機が見える程度に透明であること。

となっている。



にもかかわらず、新車のときからフロントガラス上部に青や緑のグラデーションが入っているクルマがあるが、あれは一体?



遮光やファッション的な効果も!

あの帯状のグラデーションの部分は、「トップシェード」もしくは「ハーフシェイド」といわれるもの。ホンダのクルマには採用車が多く、マツダ車は基本的に未採用!



「シェード」というのは「遮る」という意味なので、その目的はドライバーの視界上部から差し込む日差しを遮光し、緩和するための役割がある。



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もうひとつは、顔を立体的に見せるアイシャドー(化粧)と同じように、デザイン的、ファッション的な効果もある。



これは好き嫌いのわかれるところだが、ハコ車(ツーリングカー)のレーシングカーのフロントガラスのここの部分には、「HONDA」とか「SUBARU」などのメーカー名のロゴの入った、いわゆる「ハチマキ」が貼られていることがあるが、上記のように信号機が見える程度に透明でないものは、保安基準が通らないので、公道では貼ることはできない。



クルマのフロントガラス上部に「色」がつけられるワケ



ただ、最近は衝突被害軽減ブレーキのカメラや、レーダークルーズコントロール用のセンサーが、ルームミラー付近に装着されている場合が多いので、着色部が悪影響を与えたり、クリアなフロントガラスでも、UV(紫外線)カットやIR(赤外線)カット機能があるガラスが増えてきていることもあり、「トップシェード」入りのクルマは減りつつある。



後付けで「トップシェード」を貼ることもできなくはないが、保安基準や安全装備に影響がないか、専門店で確認したうえで施工してもらおう。

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