高速道路ごとに起点から終点に向かって番号が割り振られる

普段はとくに意識することなく使用している人がほとんどであろう高速道路のインターチェンジやジャンクション。しかし、案内標識をよく見てみると、数字が割り振られていることに気付いた人はいないだろうか?



高速道路上にある案内標識はもちろんのこと、一般道から高速道路のインターチェンジを示す看板にも表記されているこの数字、いったい何を意味しているのだろうか?



じつはこの数字、「インターチェンジ番号」と呼ばれるもので、高速道路ごとに起点から終点に向かって連番で番号が割り振られているのだ。基本的に起点はもっとも東京に近いインターチェンジとなり、支線の場合は縦貫道から分岐するジャンクションが起点となるのが基本(外環道・圏央道のインターチェンジ番号は、接続する放射縦貫道間ごとに10番単位で分割し、時計回りで順次番号を付けているなど、一部例外もあり)となっている。



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たとえば、東名高速道路の場合は、起点となるのはもっとも東京に近い東京ICで、インターチェンジ番号が「1」となる。そして、次のインターチェンジである東名川崎ICは「2」となる……と言いたいところだが、じつは東名川崎インターチェンジの番号は「3」なのだ。



開通予定の場所にはあらかじめ番号を用意していることも

実際にここを走行したことがある人ならばご存知かもしれないが、東京ICと東名川崎ICの間には、「東名ジャンクション」が開通予定であり、それを見越して2番が欠番となっているというワケなのである。



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このように、当初から開通が予定されているものに関してはあらかじめ欠番としているのだが、東名川崎ICと横浜町田ICの間にある「横浜青葉IC」は、東名高速道路開通後に周囲の利便性向上と横浜町田IC渋滞緩和を目的として作られたものとなっている。



そのため、本来であればIC番号「3」の東名川崎ICの次のインターチェンジとなるため、「4」となるところ、従来の「4」であった横浜町田IC以降の番号を全て変更することになってしまうため、横浜青葉ICは枝番を用いて「3-1」となった。



と、このよう一定のルールに基づいて付けられているインターチェンジ番号。次に高速道路を走行するときは普段使うインターチェンジにどんな番号が割り振られているのか気にしてみるのもいいかもしれない。



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