機能性や安全性の高いモデルも存在する
数ある輸入車ブランドのなかでも、女性に対する知名度が高く、購入を検討したり「いつかは乗りたい」と憧れている女性も多いのが、ドイツ車ではないでしょうか? メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンといった錚々たるブランドはもちろん、古くはイギリス車だったMINIも女性人気が高いですが、今はBMW傘下のブランドなのでドイツ車に入ります。
ドイツ車の魅力はなんといっても、日本車から乗り換えてもほとんど違和感のない使い勝手の良さと、安全性最優先のクルマづくりがもたらす走りの安心感。そのうえで、ブランドごとのフィロソフィーが貫かれたデザインやインテリアなど、日本車とはまた違う雰囲気や世界観が楽しめるところだと思います。
1)フォルクスワーゲンT-CROSS
1台目は、トレンドが続いているSUVのなかから、コンパクトサイズで運転しやすく、ポップなデザインやシートアレンジの豊富なところが嬉しい、フォルクスワーゲンT-CROSS。3モデルあるフォルクスワーゲンのSUVのなかで、いちばん小さなサイズのSUVで、鮮やかなグリーンなどのボディカラーや、オレンジを効かせたインテリアなど、見ているだけでテンションがアップしそうなモデルです。
室内も十分に広く、後席が前後にスライドできるのでアレンジも豊富。これは、輸入車のSUVのなかではちょっと珍しい機能性の高さです。ラゲッジもフラットにできるので、ベビーカーやキャンプ道具なども載せやすく、アクティブな女性にもぴったりです。

2)MINI 5ドア
2台目は、コンパクトカーがいいけどデザインや使い勝手の良さにこだわりたい、という女性にオススメのMINI 5ドア。3ドアモデルとほぼ変わらないサイズで、街なかでの取りまわしはスイスイなのに、後席の乗り降りもスムースです。外観のキュートさだけでなく、インテリアにも円をモチーフにしたナビ画面や、デコラティブなスイッチやポケットなど、どこを見てもキュンキュンくる空間。

でも走り出すと、「ゴーカートフィーリング」と呼ばれるMINIらしい元気な走りに、気分はスカッと爽快。意外かもしれないけど安全装備もすごく先進的で、全車速追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)をはじめ、万が一の時や緊急時にスイッチを押すだけで通報などができる「SOSコール」も備わっているので、女性がひとりで運転する際も安心です。

コンパクトミニバンやクーペスタイルのSUV、オープンカーも!
3)フォルクスワーゲン・ゴルフトゥーラン
3台目は、子育て中なので3列シートがいいけど、あんまり大きいクルマは運転に自信がないな、という女性にぴったりなフォルクスワーゲン・ゴルフトゥーラン。「ゴルフ」という名前が付いているように、スライドドアではないですが、3列シート7人乗りでも全長4.5mほどのコンパクトミニバンなので、街なかでの運転もラク。

室内は天井が高く広々していて、7席すべてが独立したシートなので、アレンジの幅も広がります。また、1.4リッターガソリンと2リッターディーゼルがあり、ディーゼルモデルなら給油をするのは「軽油」なので費用も安いし、ロングドライブなどの燃費も優秀なので、家計にも嬉しいですよね。

4)メルセデス・ベンツGLA
4台目は、少し大きめでもいいから優雅な雰囲気のSUVが好き、という女性にぜひ乗ってほしい、メルセデス・ベンツGLA。大きめとはいえ、メルセデス・ベンツ最小のSUVなので、全長は4.4mほど。でもそうとは思えない、流麗なクーペスタイルのSUVです。

インテリアはレッド×ブラックなどのツートーンシートもあって、数多くのなかから好きな色を選んで、室内のあちこちがほんのりと色づく、イルミネーションも設定されています。夜のドライブの際などは、本当にエレガントな雰囲気に包まれてうっとりしてしまうかも。現在はディーゼルモデルのみの設定なので、燃費も優秀でランニングコストが抑えられるのも魅力です。

5)アウディTTロードスター
5台目は、オープンカーに乗りたいけど大きいサイズは無理、という女性に勧めたい、アウディ・TTロードスター。残念ながら2020年12月で生産終了が決定してしまいましたが、全長4.2mほどのコンパクトサイズで、そうは見えないスタイリッシュなオープンというモデルはドイツ車では希少なんです。

荷室も大きめなので、買い物や小旅行くらいまでこなせるし、4WDモデルがあるのも珍しく、安定感のある走りは女性にもリラックスした時間をくれるはず。景色のいいリゾートや、夜景の中をオープンドライブすれば、日々に潤いを与えてくれそうですね。

というわけで、コンパクトカーからSUV、ミニバン、オープンカーまで、女性にオススメのドイツ車をご紹介しました。やはり小さなボディでも手を抜かず、上質感やエレガントさ、安全性を追求するところは、さすが。人柄においても、真面目で繊細なところなどが日本人と似ていると言われるドイツですから、クルマも親しみやすいのかもしれませんね。