この記事をまとめると
■AT車は多段化が進み、いまでは10速ATも存在するほどだ■多段化のメリットは滑らかでスムースな走りを可能とすること
■しかし、ただ多ければ多いほどいいわけではない
話題の新型フェアレディZも9速に進化!
新型フェアレディZのATは、現行の7速から9速に進化し、レクサスなどには10速ATもある。平成元年に登場した、日産のセドリック・グロリアが多段ATの元祖的存在で、初の5速ATが話題となったが、いまでは2倍の段数になってしまった。
国産車だけでなく、ベンツなど海外メーカーでも、積極的に多段ATの採用が増えているのはなぜなのか。
多段化のメリットは、レシオカバレッジ(適用可能な変速比の範囲 最低速段÷最高速段の値)が大きくできることにある。
この数字が大きいほど、エンジンの回転数が低いまま走れる車速の幅が広くなり、滑らかでスムースな走りが実現する。
また燃費に関してもできるだけ回転数の変化が少なく、一定の回転数で走ったほうが、燃焼がよくなるので、多段化にすることで発進から加速、巡航、減速まで、常に同じような回転数で走れるようになると、燃費も非常によくなるし、静粛性にもプラスになる。
ちなみに4速ATのレシオカバレッジは、4.0前後で、6速MTだと4.7ぐらい。新しいフェアレディZに積まれる9速ATだと、9. 087にもなるのでこの差はかなり大きい。
多段ATだとこの大きな変速比幅を、たくさんのギヤで割るので、ステップ比(前後するギヤ比の差の比率)が小さくできる。
ステップ比が小さければ、変速ショックも小さいし、ギヤとギヤの繋がりもよくなり、加速フィールも気持ちいい。
スポーティなクルマはステップレシオを小さくする傾向にある
もっともあまりにクロスレシオだと、ATとはいえ変速がせわしなくなって落ち着かないし、ワイドレシオになるとスポーティな伸びの良さ、ドライバビリティの良さは失われてしまうのでその加減が難しい。
この辺はメーカーの考え方が表れる部分で、多段AT=レシオカバレッジの拡大というのが基本だが、スポーティなクルマほど、多段ATでもレシオカバレッジを広げすぎずに、ステップレシオを小さくする傾向がある。
また、シフトアップについては各社ともそれほど味付けに違いはないが、エンジンブレーキを使いたくてアクセルを戻したときに、シフトアップする、シフトダウンする、現状の段数をキープする、というプログラムの違いは結構大きい。
ブレーキをかけて減速したときのシフトダウンのタイミングも大事で、これらがドライバーの感覚と一致しているATだと、とっても気持ちがいい走りになるので、そのセッティングのセンスが気になるところ。
そしてギヤ数は多ければエライという単純なものではなく、あまり多すぎても自転車のロードバイクやクロスバイクの多段ギヤように、普段はあまり使わないギヤだって出てきてしまう……。
そういう意味で、乗用車なら10速もあればもう十分なので、これからは、その10速をどう割り振って、いつ使うか、いつ変速させるかという、質の向上に各社力を注いでいく時期だろう。

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