この記事をまとめると
■LEDヘッドライトになって変わったクルマのデザインについて考察■ヘッドライト以外にもグリルやバンパーの形状も大きく変化している
■ヘッドライトは目に付くパーツだが、あくまで一部のパーツに過ぎない
ヘッドライトの自由度が増したことによるメリットとは
先日発表された16代目の新型クラウンは、4つのボディでの登場が話題沸騰ですが、LEDによる特徴的なフロントフェイスもまた注目の的です。では、このLEDの普及はカーデザインに進化をもたらしていると言えるのでしょうか? 今回はその是非をあらためて考えてみます。
●多くのメリットで急速に普及したLEDランプ
かつて、クルマのランプといえば電球(ハロゲンライト)が市場を占めていましたが、2000年前後にはディスチャージライト(HID)が登場、フロントフェイスに新しい表情を与えました。ただ、明るさなどの性能は優れるものの、コスト高もあって広い普及には至りませんでした。
そうした中、2010年代半ばから採用が始まったのがLED(発行ダイオード)です。これは明るさはもちろんのこと、長寿命、小型軽量など多くの長所を持ち合わせており、さらにクルマ以外の使途も極めて多く、一気にコストダウンが進んだのです。
では、このLEDの普及はカーデザインにどのような自由度を与えたのでしょうか?
●圧倒的な表現の幅広さで多様な展開が可能に
普及当初はLEDを列状につなげて配置し、たとえば流れるコーナーランプ(シーケンシャルウインカー)などの使い方が見られました。目立ち度抜群のこの手法はアッという間に軽自動車まで広がりましたが、最近はあまり見かけないようです。
次の段階はランプ内の凝ったグラフィック表現。たとえばアウディは「マトリクスLEDヘッドライト」を謳い、上部はデイライトとしてストライプ模様を描き、下部はメインランプとしてシャープな表現を作りました。また、リヤランプ内にユニオンジャックを描いたMINIの手法はよく知られているところです。
そして、最近ではより細くシャープな表情が主流です。VW「ゴルフ」の「IQ.LIGHT」では左右ランプをつなぐ表現を試みていますし、トヨタの「ハリアー」など、リヤランプを横一文字にする手法も絶賛増加中です。新型クラウンはまさにこの最新の流行を取り入れたと言えるでしょう。
プロダクトデザインは常に技術の向上に沿っていますが、それはクルマも一緒です。目の前に最新の技術があれば、取り入れたくなるのがデザイナーの性というもの。そういう意味で表現の自由度が上がったのは間違いありません。
デザインの自由度は上がったが、あくまで全体の一部である
●LEDによる表現はあくまでもカーデザインの一部
最近はとにかくクルマの顔がやたらに話題になります。オラオラ系グリルのミニバンが代表格ですが、たとえばBMWなどドイツプレミアム勢も巨大グリルでユーザーを驚かせていますし、フランス車では縦型のデイライトがフロントのシンボルになっています。
たしかに、クルマの顔はさまざまな要素が集まっていて表現の幅が広く、特徴が出しやすい「場所」と言えます。ただ、当然ですが顔はあくまでもクルマの一部であって、カーデザイン全体を示すものではありません。
つまり、本来は全体の造形こそが大切なのであり、顔やそこに置かれるランプはひとつの要素に過ぎないのです。まず優れたデザイン、スタイリング先にあって、自由度の増したLEDがそこにどのような味付けをするのか、ということです。
たとえば、最近ではホンダの「ステップワゴン」がいい例でしょう。初代や2代目をモチーフとしたシンプルで明快な箱型スタイルに、フロントランプではL字型、リヤランプでは縦の極めて細いLEDライトが、造形に溶け込みながら絶妙なアクセントになっているのです。
単に新しい技術に飛びつくのではなく、いかに巧くカーデザインに落とし込むのか? 今後はそこに注目するべきなのかもしれません。

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