大雨で274台の車が浸水した三重県四日市市の地下駐車場で、止水板が故障したまま、約4年間放置されていたことがわかりました。
(中部地方整備局 三重河川国道事務所 伊藤秀則副所長)
「運営事業者からの報告を受け代替措置を含め対応を行わなかったことについて、利用者の方々におわび申し上げた次第」
三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」には、9月12日、大量の雨水が流れ込み274台の車が浸水しました。

翌月に国土交通省も報告を受けていましたが、国と運営会社のどちらが修理をするか決まらず、故障したまま約4年間放置されていたということです。
(40代 街の人)
「おかしい、それは。そのまま放置なのかという話」
(50代 街の人)
「(利用者のことを)考えると勘弁してほしい。知り合いも実際に被害に遭っている」
(車の浸水被害にあった人)
「あきれかえるというか、ばかにしているとしか言いようがない。そんなもんでしょ行政は。いいかげんだねという話ですね」

国は今後の補償や責任については、事実確認ができるまで回答できないと説明しています。また、運営会社によりますと「トランクにあったはずのものがない」などの被害相談が複数件、寄せられているということです。
運営会社は、車が水に浸かった際に流れ出たか、窃盗被害が発生している恐れもあるとして、持ち物が無くなった利用者に対しては、警察に被害届を出すよう呼び掛けています。








