BRUNOは、バッグの企画・製造を手がける子会社のシカタ(京都市。売上高49億7000万円、営業利益1億300万円、純資産22億7000万円)の全株式を、シカタの自社株取得に応じる形で譲渡することを決めた。
自己株取得に先立ち、シカタは京都銀行の事業承継ファンド「京銀ネクストファンド」、シカタ社長の大庭祐司氏、シカタ取締役の志方真介氏の3者を引き受け先とする約4億2500万円の第三者割当増資(3月20日払込み予定)を実施する。
シカタは1969年に創業し、女性向けバッグの国内トップクラスのOEM(相手先ブランド生産)会社として、大手アパレルや量販店、通信販売会社など広範な取引先を持つほか、SPA(製造小売り)事業で「Y'SACCS(イザック)」など独自ブランドを展開する。
BRUNOはイデアインターナショナル(2021年10月に現社名に変更)時代の2018年に、15億9000万円を投じてシカタを完全子会社化した。