ニチレイは傘下のニチレイロジグループ本社(東京都千代田区)を通じて、冷温倉庫業のタイ合弁会社SCG Nichirei Logistics Co., Ltd.(SCGN、サムットプラカーン県。売上高12億3000万円、営業利益2億2900万円、純資産33億9000万円)を子会社化した。
SCGNの増資後もニチレイ側の持ち株比率は49%と従来と変わらないが、合弁相手の現地物流企業SCG Logistics Management Co., Ltd.(SCG、バンコク)の持ち株比率が51%から48.9%に低下。これに伴い、ニチレイ側が筆頭株主となった。
SCGNは2013年、ニチレイ子会社のニチレイロジグループ本社がASEAN(東南アジア諸国連合)進出の第一歩として合弁で設立した。出資構成はSCG51%、ニチレイロジ49%で、ニチレイはこれまでSCGNを持ち分法適用関連会社としていた。
タイでは現地企業の買収に際し、外資規制により、外国企業は持ち株比率を49%以下になるよう調整することが求められている。