グンゼは28日、メカトロ事業を製本関連機器メーカーのホリゾン(滋賀県高島市)に譲渡するための交渉を始めたと発表した。メカトロ事業の成長戦略を検討する中で、グローバルに事業を展開し、製造力に強みを持つホリゾンへの譲渡が最適と判断したという。
メカトロ事業は自動繰糸機などを製造・販売する機械事業部として発足。1989年に新大阪造機を吸収合併するなどの事業拡大を経て、印刷や乳業、飲料、食品加工、医薬、包装業界向けに自動化・省力化機器を提供している。譲渡先のホリゾンは業界トップシェアの製本関連機器メーカーとして、開発から製造、販売までを自社で一貫して手がけており、日米欧を中心に世界120カ国以上に納入しているという。