児玉化学工業は、自動車部品製造のメプロホールディングス(東京都千代田区)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。業容拡大とモビリティー関連の事業ポートフォリオの強化につなげる狙い。
柳河精機(1952年設立)はアルミダイカスト部品、鉄系鍛造部品を、ダイヤメット(1944年創業)は粉末冶金製品を生産し、いずれも自動車メーカーを主要顧客とする。
柳河精機は2021年12月に、ダイヤメットは2020年12月にそれぞれ投資ファンドのエンデバー・ユナイテッド(東京都千代田区)の傘下に入り、経営改善などを進め、2023年11月に経営統合してメプロホールディングスを発足させた。
児玉化学はモビリティー事業として自動車向けにプラスチック製内外装材を手がけている。エンデバー・ユナイテッドは児玉化学の大株主でもある。