セブン工業は6日、筆頭株主で住宅建築資材製造・販売の都築木材(長野県伊那市)によるTOB(株式公開買い付け)を受け入れると発表した。都築木材はセブン工業との関係強化を目指しており、第2位株主の西垣林業(奈良県桜井市。
都築木材が設定した買付予定数(下限も同じ)は所有割合13.33%にあたる59万4840株で、これは西垣林業から取得する予定の株式数と同数。買付価格は1株につき440円。TOB公表前日の終値453円に対して2.87%割り引いたディスカウント価格となっており、一般株主の応募はないとみられる。
買付期間は12月9日~2025年1月10日の20営業日。決済の開始日は2025年1月20日。公開買付代理人は三田証券。
セブン工業の東証スタンダード市場と名証メイン市場への上場は維持される。同社はTOBに賛同しているが、応募するかどうかは株主の判断に委ねることを決めた。
セブン工業は1961年に丸七白川口市売木材として設立。