大塚ホールディングスは傘下の大鵬薬品工業を通じて、アラリス・バイオテックが持つ次世代のADC(抗体薬物複合体)創薬技術を獲得し、がん領域での新薬候補を拡充する狙い。アラリスは2019年設立の創薬ベンチャー。
アラリスは現在、3つの製品を開発中。2025~26年の間に臨床試験に進む予定という。大鵬薬品は2023年11月からアラリスと共同研究を進めていた。
取得価額は4億ドル(約594億円)。取得完了は2025年度前半を見込む。アラリスの全株式を取得する。
製品化の進捗に応じて最大7億4000万ドル(約1100億円)の追加支払いが発生する可能性がある。