平河ヒューテックは産業用ロボットを含むFA(ファクトリー・オートメーション)用の各種ケーブルを手がけるが、主な用途は低可動部位または固定部位。これに対し、今回子会社化する吉野川電線(高松市)は高速連続・長時間稼働や繊細な動きをする産業用ロボットの高可動部位に使われるケーブル(ロボットケーブル)製造のニッチトップ企業とされる。
現在、吉野川電線には三井金属鉱業、フジクラ傘下の西日本電線(大分市)の両社が各32.9%を出資している。
取得価額は30億800万円。取得予定日は2025年6月2日。吉野川電線の株式74.6%を取得する。