アイリッジはデジタル地域通貨事業の拡大を目的として2018年にフィノバレー(東京都港区)を設立したが、今後は主力のアプリビジネスやビジネスプロデュース事業に経営リソースを集中させる。譲渡先は大手SIer(システムインテグレーター)のTIS。

同社はデジタル地域通貨「会津コイン」の提供を通じて地域活性化や地域住民の利便性向上に取り組んでおり、フィノバレーとの親和性が高いと判断した。フィノバレーは売上高6億100万円、純資産4億9000万円(2024年3月期)。

譲渡価額は未確定。譲渡予定は2025年6月。アイリッジは全保有株式86.4%を手放す。

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