UNBANKEDは金地金事業とノンバンク事業を経営の両輪とする。融資型クラウドファンディング事業を主力とするクラウドバンク（東京都渋谷区）を傘下に収め、同社が持つオンライン金融スキームや、クラウドファンディングを通じた資金循環のしくみを取り込み、事業ポートフォリオの多角化による新たな収益源の獲得につなげる狙い。

クラウドバンクは2014年設立で、インターネットを通じて投資家から小口資金を募集し、企業などへの融資を行い、その利息などを投資家に分配する融資型クラウドファンディングを手がける。売上高37億1000万円、営業利益23億5000万円、純資産18億5000万円（2025年3月期）。UNBANKEDは2020年11月、同社との資本業務提携に伴い、現在20.25％を出資するが、これまでは金取引共同事業での限定的な協力関係にとどまっていたという。

UNBANKEDは株式交付の手続きにより、クラウドバンク株式の34.3％を追加取得し、子会社化する。クラウドバンクの1株にUNBANKEDの2万3404.26株を割り当てる。

取得予定日は2025年8月8日。

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