コメ卸事業を手がけるヤマタネは川上である生産工程への進出に取り組んでおり、その一環。食材加熱処理用の「ソフトスチーマー」を製造するT.M.L(東京都新宿区)を子会社化することで、農産物の生産現場で廃棄されていた作物をソフトスチーマーで加熱処理し、冷凍して、保存性を高めることができ、フードロスや廃棄コスト低減など産地の課題解決支援につながると判断した。
ソフトスチーマーは、独自の技術と特許を取得した加熱調理方法により、素材の旨味、香りを引き出す下ごしらえ調理器で、ホテル、レストラン、和菓子店、弁当専門店などの業種で導入されているという。
取得価額は非公表。取得予定日は2025年10月8日。T.M.Lの株式51%を取得する。