2024年9月24日

エルアイイーエイチ<5856>、旅行代理店業のフェニックス・エンターテイメント・ツアーズを子会社化

エルアイイーエイチは24日、旅行代理店業のフェニックス・エンターテイメント・ツアーズ(東京都港区。売上高5億5900万円、営業利益△1970万円、純資産4720万円)を株式交換により子会社化することを決めた。外国人観光客向けに日本語翻訳機能を備えた旅行情報アプリの開発に役立てるのが狙い。

株式交換予定日は2024年10月15日。

THE WHY HOW DO COMPANY<3823>、カプセルトイ販売のドリームプラネットを子会社化

THE WHY HOW DO COMPANYは、カプセルトイの販売を手がけるドリームプラネット(埼玉県鶴ヶ島市。売上高5億1600万円、営業利益1640万円、純資産△8850万円)の株式51%を24日付で取得し、子会社化したと発表した。ドリームプラネットは自社IP(知的財産)を保有しており、オンライン販売なども計画していることから、エンターテインメント事業に力を入れているTHE WHY HOW DO COMPANYは協業により新たな事業展開が見込めると判断した。取得価額は非公表。

THE WHY HOW DO COMPANY<3823>、貨物利用運送業の子会社WHDCロジテックをダイコーロジテックに譲渡

THE WHY HOW DO COMPANYは24日、貨物利用運送業のWHDCロジテック(東京都新宿区。売上高0円、営業利益0円、純資産400万円)の全保有株式を、一般貨物運送のダイコーロジテック(東京都中央区)に譲渡すると発表した。大阪拠点の立ち上げに失敗。事業計画を大きく下回る状況が続いていたため、経営資源の選択と集中の一環として譲渡を決めた。譲渡価額は1万円。譲渡予定日は2024年9月24日。

サイトリ細胞研究所<3750>、ホテル運営子会社のフラクタルホスピタリティをサムティホールディングス<187A>傘下企業に譲渡

サイトリ細胞研究所は24日、ホテル運営子会社のフラクタルホスピタリティ(東京都千代田区。売上高6760万円、営業利益1040万円、純資産4790万円)の全株式を、サムティホールディングス傘下のサムティホテルマネジメント(大阪市)に譲渡することを決めた。不動産・ホテルなどのリアルアセット事業から、メディカル事業へのシフトを進めるのが狙い。譲渡価額は非公表。

譲渡予定日は2024年9月30日。

キムラタン<8107>、新築不動産マッチングサイト「HOUSEリサーチ」事業を取得

キムラタンは、メディカグループ(松山市)から、新築一戸建て物件を中心としたWebマッチングサイト「HOUSEリサーチ」事業を取得することを決めた。事業構造改革としてベビー・子供服事業を縮小する一方、経営の第2の柱として不動産事業を育成しており、その一環。取得価額、取得予定日は非公表。

PKSHA Technology<3993>、子会社のSapeetが上場に伴い持分法適用関連会社に

PKSHA Technologyは24日、連結子会社のSapeet(東京都港区)が東証グロース市場への新規上場が決まったことに伴い、保有するSapeet株式の一部を売却して連結子会社から持分法適用関連会社へ移行すると発表した。Sapeetの株式売り出し日は2024年10月29日。

フロンティアインターナショナル<7050>、ピアズ<7066>傘下でイベント制作のマックスプロデュースを子会社化

フロンティアインターナショナルは24日、ピアズ傘下でイベント制作を手がけるマックスプロデュース(東京都渋谷区。売上高11億2000万円、営業利益1億600万円、純資産5400万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。中核事業であるイベントの企画・運営業務の強化が狙い。取得価額は4億300万円。取得予定日は2024年9月30日。

ファーマライズホールディングス<2796>、経営破綻した寛一商店グループから調剤薬局事業を取得

ファーマライズホールディングスは24日、経営破綻した寛一商店(京都市)がグループで保有する調剤薬局54店舗を取得することを決めた。調剤事業を核とした事業展開による収益獲得強化が狙いで、ドミナント(地域集中出店)の増強・発展といった相乗効果も見込む。当該事業の直近売上高は71億4000万円、営業赤字は2400万円。

取得価額は31億円。取得予定日は2024年12月1日。

エルアイイーエイチ<5856>、障害者就労支援施設運営のMAGパートナーズを子会社化

エルアイイーエイチは24日、障害者就労支援施設運営のMAGパートナーズ(千葉県松戸市。売上高8420万円、営業利益△2580万円、純資産△2340万円)を株式交換により子会社化することを決めた。障害者就労支援事業の強化と新たな事業領域の拡大を図るのが狙い。株式交換予定日は2024年10月15日。

日本創発グループ<7814>、フォトスタジオ運営のSTUDIO ARCを子会社化

日本創発グループは24日、フォトスタジオ運営のSTUDIO ARC(堺市。売上高20億1600万円、営業利益1億100万円、純資産7億7000万円)の株式62.5%を追加取得し、子会社化することを決めた。現在37.5%の持ち株比率を100%に引き上げる。両社の協業関係を強化し、企業価値の向上を図るのが狙い。取得価額は3億2000万円。取得予定日は2024年10月11日。

2024年9月25日

TOA<6809>、空港施設・航空会社向け音声案内サービスのオランダPA-Voxを子会社化

TOAはドイツの傘下企業を通じて、 空港施設・航空会社向け音声案内サービスのオランダPA-Vox Holding B.V.(スコーンホーフェン。売上高2億7300万円)の全株式を取得し、24日付で子会社化した。欧州、中東、アフリカの空港市場での事業拡大につなげる狙い。

TOAは空港施設で使われる旅客案内放送・非常用放送システムを主力製品の一つとし、PA-Voxとは2018年から協業関係にあった。取得価額は非公表。

オリコン<4800>、子会社oricon MEのモバイル事業をエムティーアイ<9438>傘下企業に譲渡

オリコンは子会社のoricon ME(東京都港区)が運営するモバイル事業を、エムティーアイ傘下でM&A事業を手がけるメディアーノ(東京都新宿区)に譲渡することを決めた。顧客満足度(CS)調査、ニュース配信を中心とするコミュニケーション事業に経営資源を集中させるのに伴う措置。oricon MEが当該事業を会社分割して設立する新会社のオリミュウ(東京都新宿区)の全株式を譲渡する形とする。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年11月1日。

イクヨ<7273>、ドイツ自動車部品メーカーVeritasの中国法人を子会社化

イクヨは、ドイツの自動車部品メーカーVeritas AGの中国法人であるKunshan Veritas Automotive Systems Co., Ltd.(昆山偉理塑汽車部件有限公司、江蘇省。売上高137億円、営業利益18億2000万円、純資産56億4000万円)の株式51%を取得し、子会社化することを決めた。主力とする自動車用樹脂成形品の需要が伸び悩む中、新たな製品群を取り込む狙い。取得価額は未確定。取得予定日は2025年3月31日。

シーユーシー<9158>、老人ホーム・サ高住運営のノアコンツェルを子会社化

シーユーシーは、住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅を運営するノアコンツェル(札幌市。売上高66億1000万円、営業利益5億200万円、純資産46億7000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。札幌市でのドミナント(地域集中出店)を強化し、グループにおける相乗効果を高める狙い。

ノアコンツェルは1979年設立で同市内に26施設を運営する。取得価額は55億7500万円。取得予定は2024年10月上旬。

レスター<3156>、デクセリアルズ<4980>傘下の台湾・韓国販売会社を子会社化

レスターは、光学・電子材料部品メーカーのデクセリアルズから台湾と韓国にある販売会社の株式51%を取得し、子会社化することを決めた。車載・フォトニクス分野の販路開拓を通じて新たな事業機会を創出するとともに、アジア現地企業向けローカルビジネスの拡大を目指す。デクセリアルズは両販売会社の株式49%を継続保有し、合弁運営とする。取得価額は合計約16億9000万円。取得予定日は台湾社が2025年1月1日、韓国社が同1月2日。

コメ兵ホールディングス<2780>、中古ブランド品販売・買い取りのアールケイエンタープライズを子会社化

コメ兵ホールディングスは、中古ブランド品の販売・買い取りのアールケイエンタープライズ(横浜市。売上高202億円、営業利益4億8100万円、純資産26億円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。現行の中期経営計画では成長戦略の一つとしてM&Aによる事業拡大を打ち出しており、その一環。アールケイエンタープライズは1954年に創業し、販売・買い取りに加え、質を行う店舗「ロデオドライブ」を国内に8店舗、香港に1店舗を展開する。取得価額は42億円。取得予定日は2024年10月23日。

タクマ<6013>、小型バイオマスボイラー製造の第一産機など2社を子会社化

タクマは、小型バイオマスボイラーを製造する第一産機(宮城県石巻市。売上高5億100万円、営業利益600万円、純資産8900万円)、関連会社で設計業務を手がける産機エンジニアリング(同。売上高3000万円、営業利益300万円、純資産1200万円)の両社の全株式を取得し、子会社化することを決めた。国内汎用ボイラー市場の成熟化が進む中、化石燃料の使用を抑制できる低・脱炭素化製品市場での需要を取り込む。取得価額は非公表。取得予定日は2024年9月30日。

児玉化学工業<4222>、自動車部品製造のメプロホールディングスを子会社化

児玉化学工業は、自動車部品製造のメプロホールディングス(東京都千代田区)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。業容拡大とモビリティー関連の事業ポートフォリオの強化につなげる狙い。メプロは持ち株会社で、傘下に柳河精機(三重県亀山市。売上高484億円、営業利益8億1600万円、純資産74億5000万円)とダイヤメット(新潟市。売上高192億円、営業利益3億7100万円、純資産75億6000万円)を置く。取得価額は協議中。取得予定日は2025年4月1日。

OCHIホールディングス<3166>、福島県会津若松市の弓田建設を子会社化

OCHIホールディングスは、地場建設会社の弓田建設(福島県会津若松市。売上高29億1000万円、営業利益2億1100万円、純資産16億6000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。

建設工事や構造物の診断・調査などを中心とするエンジニアリング事業の全国ネットワークを東北地区にも広げると同時に、非住宅分野への取り組みを強化する狙い。弓田建設は1979年に創業し、建築を主体に、土木、舗装、不動産開発、住宅などを幅広く展開している。取得価額は24億1500万円。取得予定日は2024年10月25日。

2024年9月26日

ブロードメディア<4347>、ビデオ・コミックサービス事業をZITTOに譲渡

ブロードメディアはビデオ・コミックサービス事業を、デジタルコンテンツ事業を手がけるZITTO(東京都豊島区)に譲渡することを決めた。事業ポートフォリオ見直しの一環。当該事業は動画配信サービス「クランクイン!ビデオ」、電子コミックサービス「クランクイン!コミック」からなる。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年11月1日。

駅探<3646>、SNSキャンペーンツール提供の音生を子会社化

駅探は、ITサービス企業の音生(名古屋市。売上高5030万円、営業利益52万9000円、純資産1840万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。音生が提供しているSNSキャンペーンツール「Atatter」の有用性に着目。駅探は地域の事業者と生活者を結び付ける「地域マーケティングプラットフォーム」構想を推進しており、そのサービス展開に同ツールが寄与すると判断した。取得価額は非公表。取得予定日は2024年10月4日。

ワコールホールディングス<3591>、女性用インナーウエア・水着の英国Bravissimo Groupを子会社化

ワコールホールディングスは、女性用インナーウエアや水着を開発・販売する英国Bravissimo Group Limited(ウォリック州。売上高107億円、営業利益6億3400万円、純資産29億8000万円)の全株式を取得し、26日付で子会社化した。英国を中心とする欧州での事業基盤を拡充する狙い。欧州ではこれまで卸売事業を主体としてきたが、Bravissimo Groupを迎え、直営店の拡大などにつなげる。取得価額は約85億円。

cotta<3359>、SES事業やシステム受託開発のTERAZを子会社化

cottaは、システムエンジニアリングサービス(SES)事業やシステム受託開発を手がけるTERAZ(東京都渋谷区。売上高8億3000万円、営業利益4200万円)の株式66.7%を取得し、子会社化することを決めた。cottaは製菓・製パン関連の包装資材や食材の通信販売を主力としており、TERAZをグループに迎えることで、自社EC(電子商取引)サイトを含めたサービス・システムの拡充につなげる。TERAZは2020年設立。取得価額は非公表。取得予定日は2024年10月1日。

ヤマイチ・ユニハイムエステート<2984>、資本業務提携先の大成住宅を子会社化

ヤマイチ・ユニハイムエステートは、注文住宅の建築や不動産売買・賃貸などを手がける大成住宅(埼玉県鶴ヶ島市。売上高23億2000万円、営業利益△1億8400万円、純資産3億1200万円)の株式を追加取得し、子会社化することを決めた。現在19%の持ち株比率を100%に引き上げる。ヤマイチは近畿圏を地盤に不動産事業を展開しているが、大成住宅を傘下に取り込み、首都圏に事業エリアを拡大する。大成住宅は1996年に設立。取得価額は約2億1600万円。取得予定日は2024年9月30日。

ニップン<2001>、冷凍食品製造・販売の畑中食品を子会社化

ニップンは、冷凍食品製造・販売の畑中食品(鹿児島県出水市)が実施する第三者割当増資を引き受け、62.02%の株式を取得し、子会社化することを決めた。成長領域と位置付ける冷凍食品の需要拡大を見据えた供給体制増強の一環。自社工場への設備投資や製造委託先との連携に加え、地場有力企業の買収を進めることで、供給の安定化につなげる。畑中食品は1981年設立。取得価額は60億円。取得予定日は2025年4月1日。

ライスカレー<195A>、キッズ・ティーンズ向けアパレル雑貨企画・生産の松村商店を子会社化

ライスカレーは、キッズ・ティーンズ向けに財布、ポーチ・バッグなどのアパレル雑貨を企画・生産する松村商店(東京都墨田区。売上高9億200万円、営業利益1億1300万円、純資産7億9500万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。松村商店が培ってきたOEM(相手先ブランド生産)・ODM(相手先ブランド設計・生産)機能を取り込み、グッズ商品の企画から生産、販売促進までトータルに対応できる体制を整える狙い。松村商店は1979年設立。取得価額は9億5000万円。取得予定日は2024年10月1日。

ブロードメディア<4347>、エンタメ情報サービス事業をローソンエンタテインメントに譲渡

ブロードメディアはエンタメ情報サービス事業を、チケット事業などのローソンエンタテインメント(東京都品川区)に譲渡することを決めた。事業ポートフォリオ見直しの一環。当該事業はエンターテインメント情報サイト「クランクイン!」、女性向けトレンド情報サイト「クランクイン!トレンド」で構成する。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年12月1日。

日清紡ホールディングス<3105>、船舶機器メーカーのドイツARGONICSを子会社化

日清紡ホールディングスは傘下のオランダ法人を通じて、船舶機器メーカーのドイツARGONICS GmbH(シュトゥットガルト。売上高3億8500万円、当期純利益9920万円、純資産2億2600万円)の全持ち分を取得し、子会社化することを決めた。河川向け船舶にとどまらず、大型商船市場でのシェア拡大を見込む。ARGONICSは2014年設立。自動運航に欠かせないベース技術を保有し、船舶の座標位置に基づいて針路維持制御を行うトラックパイロットを商品化している。取得価額は非公表。取得予定日は2024年11月30日。

2024年9月27日

SHIFT<3697>、ゲームデバッグ事業を主力とするKINSHAを子会社化

SHIFTは傘下企業を通じて、ゲームデバッグ事業を主力とするKINSHA(京都市。売上高10億5000万円、営業利益△1100万円、純資産3億1300万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。エンターテインメント領域の業容拡大が狙い。これまでのオンラインゲーム市場にとどまらず、コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム機)市場を中心とした新規顧客の獲得につなげる。取得価額は約12億7100万円。取得予定日は2025年3月1日。

小森コーポレーション<6349>、パッケージ用フレキソ印刷機メーカーのカナダCPSを子会社化

小森コーポレーションは、パッケージ用フレキソ印刷機メーカーのカナダ Canadian Primoflex Systems. Inc(CPS、オンタリオ州。売上高5億7200万円)の全持ち分を取得し、子会社化することを決めた。世界のパッケージは脱プラスチック化の流れの中、特に紙器分野の成長が見込まれており、北米での体制を強化する。取得価額は非公表。取得完了は2025年1月1日以降。

UNBANKED<8746>、経営コンサルティング業・貸金業のクラウドバンク・キャピタルを子会社化

UNBANKEDは、経営コンサルティング業や貸金業を手がけるクラウドバンク・キャピタル(東京都渋谷区。売上高11億円、営業利益1億5500万円、純資産3億5500万円)の株式50%を取得し、27日付で子会社化した。金地金事業と並ぶ経営の柱であるノンバンク事業の業容拡大につなげる狙い。取得価額は約1億3900万円。

エキサイトホールディングス<5571>、漫画系インフルエンサーに特化したWebメディア運営のNAPBIZを子会社化

エキサイトホールディングスは、漫画系インフルエンサーに特化したWebメディア「NAPBIZブログ」を運営するNAPBIZ(大阪府高槻市。売上高2億2500万円、営業利益638万円、純資産7200万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。良質なコンテンツを拡充し、主力事業の一つであるメディアサービスの成長を加速させる狙い。NAPBIZは2018年設立で、インスタグラム、X(旧ツイッター)などで人気のインフルエンサー約300人を専属として抱える。取得価額は非公表。取得予定日は2024年10月1日。

鉄人化ホールディングス<2404>、焼き鳥・うなぎ専門店の鳥竹を子会社化

鉄人化ホールディングスは、焼き鳥・うなぎ専門店を経営する鳥竹(東京都渋谷区。売上高4億5100万円、営業利益2500万円、純資産5億4300万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。飲食事業での相乗効果を見込む。鳥竹は1963年に創業し、東京・渋谷駅近くに1店舗「鳥竹総本店」を持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2024年9月30日。

サイバーステップ<3810>、米国ナスダック上場で音響制作・VTuber運営の子会社BloomZの全保有株式を市場売却

サイバーステップは、米国の新興企業向け株式市場ナスダック・キャピタル・マーケットに7月に上場した音響制作・VTuber(バーチャルユーチューバー)運営を手がける子会社BloomZ Inc.(ケイマン諸島。売上高1億2800万円、営業利益△1500万円、純資産2億2800万円)の全保有株式35%を、同市場で売却することを決めた。株式売却で財務基盤を強化し、主力事業のオンラインゲーム領域と新規事業開発に経営資源を集中させるという。売却時期は2024年9月27日以降。

東北新社<2329>、放送送出事業を放送・配信運用代行のプラットワークスに譲渡

東北新社は、同社等々力放送センター(東京都世田谷区)の放送送出事業について、放送・配信事業向け運用代行のプラットワークス(東京都江東区)に譲渡することを決めた。衛星放送事業の再構築の一環。衛星放送事業をめぐっては配信系サービスの拡大などによる競争激化で有料加入者数の減少が続き、事業環境の変化に対応した運営体制の転換が急務になっていた。当該事業の直近業績(グループ内取引を含む)は売上高15億6000万円、営業利益2億6900万円。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2024年12月1日。

ナガセ<9733>、住友ゴム工業<5110>傘下でフィットネス事業のダンロップスポーツウェルネスを子会社化

ナガセは、住友ゴム工業傘下でフィットネス事業を手がけるダンロップスポーツウェルネス(千葉市。売上高87億3000万円、営業利益△2100万円、純資産9億1800万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。ナガセは塾・予備校事業に加え、スイミングスクール事業を手がけるが、総合型スポーツクラブを主力とするダンロップスポーツウェルネスとは会員や拠点の重複がなく、発展性が見込めると判断した。取得価額は4億1000万円。取得予定は2024年12月上旬。

鴻池運輸<9025>、インド国営の鉄鋼スラグ処理会社Ferro Scrap Nigamを子会社化

鴻池運輸は、インド国営の鉄鋼スラグ(鉱さい)処理会社Ferro Scrap Nigam Limited(FSNL、売上高75億6000万円、当期純利益11億2000万円、純資産44億8000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。世界第2位の粗鋼生産量(1億4000万トン、2023年)を持つインドでの鉄鋼事業の足掛かりとする。取得価額は約55億6800万円。取得予定日は2025年1月15日。

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