【3公演ALLレポート】ひとりひとりが主役だった『EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024』ライブレポート「これからも夢をつかみにいきましょう!」
『EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024』より (撮影:米山三郎)

8月17日(土)、18日(日)、代々木第一体育館にて「EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024」が行われた。毎年恒例となっている“エビライ”、2024年のテーマは「豪華客船」だ。


全9グループ、総勢62名。それぞれの個性がたっぷりと詰まった熱狂のライブの模様をレポートする。



華やかなステージに上がるボルテージ!

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クルーズを模したメインステージ。そこから花道が伸び、センターステージへと続く。
出航はまだかまだかと待ちわびる満員の会場。
オープニングアクトに1公演目と3公演目はONE LOVE ONE HEART、2公演目にはONE LOVE ONE HEARTと龍宮城が登場し、これから始まるステージへの期待を盛り上げた。



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そしていよいよ開演時刻。BGMに超特急の「バッタマン」が流れ始めると自然と会場からは歌う声が響く。



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そんなBGMが次第に大きくなり、暗転すると、カラフルなペンライトが煌めく。
スクリーンには次々と各グループの映像が映し出され、そのたびに歓声が沸き起こる。華々しい映像のあと、全9グループのメンバー全員がステージに揃って姿を現す。圧巻だ。
超特急がセンターに立ち、ライブは「What’s up, Voyagers!」からスタート。

会場に熱気が渦巻いていくのがわかる。もちろん、ダンスパートもあり、最初からどこを見れば良いのかと目が忙しく動いてしまう。



ワクワク感が募る1曲目を終えたところで、リョウガ(超特急)が会場に向かってご挨拶。「みなさん盛り上がってますか!」と声をかけると、元気いっぱいのレスポンスが代々木第一体育館に響く。
各グループからも一言ずつ挨拶をしたところで、ステージにはリョウガのほか、HAYATO(ONE N’ ONLY)、ジャン海渡(SUPER★DRAGON)が残り、ほかのメンバーは次の支度へ。



「去年来た方は知ってると思うんですけど」とジャン。去年もこの3人が冒頭で会場を盛り上げることに一役買っていた。今年も「まだまだ声が足りないんじゃないか」ということで、HAYATOとジャンがコール&レスポンスで代々木をさらに盛り上げていく。



テーマごとの選曲に覗くグループの個性を表現

しっかりと会場が温まったところで、ここからは各グループがパフォーマンスを披露。今年はYELLOW ISLAND、BLUE ISLAND、RED ISLANDとテーマが分かれている。それぞれのテーマに合った楽曲を披露していく。



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1日目は「YELLOW ISLAND」。
トップバッターのLienelはセンターステージに登場すると「声を聞かせてくだい!」と「Mr.Sister」からスタート。

ゴキゲンな楽曲で客席を盛り上げる。高岡ミロが「今日イチの声をください」と声をかけると会場もそれに応える。



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続くICExはメインステージで「Maniacs」でキュートな表情を見せていく。手のひらに書いてある、愛のメッセージがチラ見えする演出にほっこりだ。



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BUDDiiSはFUMINORIの「楽しんでいきましょう!」というきゅるんとした笑顔とともに「Brightness」を披露。まさにハッピーが詰まったような楽曲で笑顔を広げていく。FUMIYAの「クラップしていきましょう!」という言葉に会場もそれに応える。メンバー10人がセンターステージいっぱいに広がってダイナミックなパフォーマンスを展開した。



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特徴的なイントロからら始まるのは原因は自分にある。「P-P-P-PERO」。ポップなダンスと表情管理が完璧なげんじぶが抜群の笑顔を見せて、客席をメロメロにしていく。ポップな中にもげんじぶの世界観も覗かせ、観客の心を惹きつける。



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真っ白な衣装で登場したのはONE N’ ONLY。「My Love」でキラキラな王子様オーラで魅了していく。さらにNAOYAの「みんな、会いたかったよ」という言葉が歓声を巻き起こす。ハッピーが溢れる楽曲だが、TETTAとKENSHINが一緒にハートマークを作ったり、とメンバー同士の仲の良さが垣間見えるのもほっこりだ。



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続いてさくらしめじが届けるのは「エンディング」。田中雅功が客席に手拍子を促し、さらに会場の一体感を高めていく。代々木に2人のハーモニーが広がり、温かな風を吹き込む。そしてギターソロでは高田彪我が花道に飛び出し、ギタープレイを見せつける場面も。パフォーマンスの中にどこかロックを感じさせた。



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SUPER★DRAGONは7月30日に配信リリースしたばかりの「Sweets」を。まずは田中 洸希のにっこり笑顔から始まる楽曲。スパドラらしいラップ、ダイナミックなダンスもありつつ、スパドラなりのポップを全面に表現していく。



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爽やかな風を吹かせたのはM!LK。「ブルーシャワー」で会場を盛り上げる。山中と佐野がすれ違いざまでハートを作る振り付けでは歓声が沸く。笑顔でメンバー同士が顔を見合わせて微笑む様子が印象的だ。



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そして、ピンクを基調とした衣装で登場したのは超特急。アニバーサリーを祝う「MEMORIAる」で笑顔を弾けさせる。笑顔で踊っているからこそ、キレのあるダンスの存在感が増す。さらには、衣装の中には実はさくらしめじとM!LKのメンバーの顔写真が入ったTシャツを仕込んでおり、「10周年おめでとう!」と祝うという粋なサプライズも見せた。



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2公演目、BLUEはクールに合わせた選曲だ。
Lienelは1stシングル「Love me Madly」。昨年7月にリリースした楽曲で、改めて1年強の成長を見せつけていく。歌詞に重なるかのような切なげな表情や大人っぽい目線を客席に向けた。



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「クールなICExも愛していただけるように」と冒頭であいさつしていたが、披露したのは「Cyber Groovin’」。「CANDY」に収録された楽曲だ。衣装もYELLOWのときとは打って変わって、ワイルドさを感じるものに。しかし、曲中には真似ができそうな振りもあり、初めてICExを見る人でも思わず体を動かしたくなってしまいそうだ。



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落ち着いた衣装で登場したBUDDiiSは「Lack」を。元気いっぱいのBUDDiiSのパブリックイメージとは少し異なる、しっとりとしたバラードで聞かせていく。世界観をしっかりと表現するダンスでボーカルをさらに盛り立てていく。「抱きしめた君の温もり」というSHOOTのソロパートではMORRIEが後ろから抱きよせ、思わず客席から声が上がった。



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原因は自分にある。は最新曲「Mania」。クールに合わせたメイクと髪型がまた曲に合っている。黒の衣装も相まってどこか妖しい雰囲気も演出。

そして歌、ダンスだけではなく、表情でもしっかり観客の心を掴むのはさすがだ。



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そこから一気に会場をカラフルに染めたのはONE N’ ONLY。披露するのは「Hook Up」。KENSHINが煽り、客席も声を出し、体を揺らしていく。華やかだが、パフォーマンスにはシャープさがあり、ワンエンなりのクールさを見せる。



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さくらしめじは「ただ君が」を。雅功の歌声が、空気をグーっと引き寄せ、彪我の高音が重なる。思わず、その歌詞に耳をすませ、言葉を追ってしまう。さくらしめじの歌の力を見せつけた。



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続くSUPER★DRAGONはセンターステージで「Downforce」を。響く重低音がまた空気を変えていく。噴き上げるスモークの中、躍動。どこかギラギラとしたものを感じるパフォーマンスで客席を魅了した。



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真紅の衣装で登場したのはM!LK。こちらは燃え上がる炎の中、「Kiss Plan」を艶やかに披露。ヘッドマイクをつける形でがっつりとダンスパフォーマンスを見せていく。



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ラスト、超特急は「Steal a Kiss」。かっこよさ、セクシーな姿で存在感を示していく。「お前ら、EBiDANのことが好きなんだろ?」というユーキのセリフに会場からは、イエスの代わりに大歓声がこだました。



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3公演目は情熱的な「RED ISLAND」。
Lienelが披露するのは8月21日リリースの「Curry on love」。まさかのカレーソングである。その辛さだけで情熱的!と思うが、ユーモアたっぷりなダンスは想像以上に激しく、クセになる。



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ICExは「ビリミ」を。ワイルドさを伴うパフォーマンスで魅了していく。クセになりそうなサビ、目まぐるしく変わるフォーメーションでその視線を惹きつけていく。



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BUDDiiSは大人の魅力を感じさせる「HONEY」。全員が揃いでつけた赤い革手袋がセクシーだ。YUMAの甘い吐息がそのムードを盛り上げる。



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吹きあがる炎の中、原因は自分にある。が披露したのは「Museum:0」。げんじぶの世界観はそのままに、より力強さを感じさせる楽曲だ。静と動を操り、目が離せなくなる。そして楽曲終盤では笑みを見せ、どこかひとつの物語を見せてもらった感覚だ。



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冒頭の挨拶で、「情熱といったらONE N’ ONLY!」と言っていたHAYATO。そんなワンエンは「DOMINO」を。ポップな楽曲が多かったが、ここでは激しいメロディにのって躍動していく。



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続く、さくらしめじ。さくらしめじが情熱的な曲というと、どんな楽曲をチョイスするのだろう? と思うが、彼らが選んだのは「⽣きるよ」。生きていくことへの情熱を歌うような歌詞に胸を熱くさせてくれる。



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SUPER★DRAGONは昨年リリースのアルバム「mirror」から「Tap tap tap!」。クールさの中にも熱気を感じさせるような楽曲だ。火花が吹き上がる中、スパドラらしさを会場中に見せつけた。



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スタイリッシュなスーツ姿で登場したM!LK。メインステージに用意されたソファ、椅子を巧みに使って艶やかに魅せる「labyrinth」。大人の魅力たっぷりだ。メンバー同士が視線を絡ませ、触れ合う一挙手一投足が客席を翻弄していく。



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そして、ステージ上に浮かび上がる9人のシルエット。超特急が披露するのは「Countdown」。メインステージでがっつりダンスを見せたかと思えば、花道をゆっくりと歩くだけで風格が生まれてしまう。そしてパワーが増すばかりの歌声で圧倒した。



年に1回の貴重な機会! シャッフルユニット

EBiDAN THE LIVEの目玉とも言える企画のひとつ、シャッフルユニットだ。3日間で6組のユニットが登場した。



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原因は自分にある。の「推論的に宇宙人」を高桑真之(Lienel)、竹野世梛(ICEx)、八神遼介(ICEx)、NAOYA(ONE N’ ONLY)、山中柔太朗(M!LK)、KEVIN(BUDDiiS)ここに長野凌大も加わった「源泉は地下にある。」が披露。
特徴ある衣装に身を包んだ7人が独特の世界観を表現。オリジナルメンバーの長野が引っ張りつつ、それぞれがかわいさを見せていく。最後は長野と山中がふたりでハートを作って最後を締めくくる。



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ICEx「CANDY」はTETTA(ONE N’ ONLY)、田中洸希、伊藤壮吾、柴崎楽(SUPER★DRAGON)、桜木雅哉(原因は自分にある。)、MORRIE、TAKUYA(BUDDiiS)、曽野舜太(M!LK)による「NICEx」が披露。後輩グループの楽曲を先輩たちが歌うのもまたシャッフルユニットの醍醐味かもしれない。かわいさもありつつ、垣間見える余裕がまた違う味を見せてくれる。



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BUDDiiSの「To The Top」は古川毅、志村玲於(SUPER★DRAGON)、吉田仁人(M!LK)、芳賀柊斗(Lienel)、マサヒロ(超特急)、阿久根温世、千田波空斗(ICEx)、近藤駿太、HAYATOによる「BARBiiS」が。FUMIYA役を兄のHAYATOがやるとクレジットされると会場からは大歓声が上がる。これもエビライのシャッフルならではだ。MORRIE、KEVIN、SHOOTのボーカルが特に印象的な楽曲だが、ここでは古川と吉田、千田がまた異なるハーモニーで魅了した。



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SUPER★DRAGONの「LRL-Left Right Left-」を披露したのは筒井俊旭、山本龍人、中村旺太郎(ICEx)、武田創世(Lienel)、FUMIYA、SEIYA(BUDDiiS)、カイ、アロハ(超特急)、そして池田彪馬による「まじかる★どらごん」だ。ジャン役のFUMIYAがまずは煽り、盛り上げ、カイの歌声にも大歓声が上がる。そこでオリジナルメンバーの池田の声がベースで支える。古川役の武田の安定感のある歌声も印象的だ。さらにダンスでは志村役の筒井もしっかりと存在感を示す。



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ONE N’ ONLYの「Category」はシューヤ(超特急)、志賀李玖(ICEx) 、⾼岡ミロ、森⽥璃空(Lienel)、⼤倉空⼈(原因は⾃分にある。)、そしてEIKUによる「♨NSE Nʼ ♨NLY」がパフォーマンス。
大倉がドスの効いた声で煽り、高岡がラップでぶちかます。超特急のときとはまた少し色の違うシューヤの歌声も印象的だ。



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ラストは吉澤要⼈(原因は⾃分にある。)、REI(ONE N' ONLY)、リョウガ(超特急)、松村和哉(SUPER★DRAGON)、タカシ(超特急)、塩﨑太智(M!LK)による「ALIEL」でLienelの「純情シンドローム」を。「ここからは僕たちの名前呼んでほしいです!」というリョウガの言葉でメンバーの名前が客席からコールされるところからスタート。森⽥璃空パートの松村がかわいいポーズをするのも貴重だし、リョウガの歌声も貴重ではないだろうか。



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さらにいつもと違うタイプのユニットも。
ステージ上に登場したのはバンドセット。ドラムをEIKU、ギターを田中雅功、ベースを高田彪我、キーボードをKEVIN(BUDDiiS)そして、センターに立つボーカルには佐野勇斗(M!LK)だ。このメンバーでTHE BLUE HEARTSの「TRAIN-TRAIN」を披露した。ボーカルの佐野は坊主頭。役作りのために現在、坊主なのだが、ここ以外ではウィッグを着用しているため、ハッとしてしまう。楽しそうに演奏をするバンドメンバー、佐野はステージを走りまくり、飛び跳ね、YELLOW ISLANDでは高田を後ろから抱きしめながら歌う場面も。普段では見られないシャウトっぷりだ。そしてTシャツを脱ぎ捨て、花道をダッシュ。センターステージのど真ん中で歌いあげ、その背中を、表情を、カメラが追う。さらに客席に飛び降り、駆け回る。もはやカメラが佐野を追い切れないほど。エネルギッシュなステージを見せた。



BLUEでは「昨日大人に怒られたぞ!」と冒頭で言う佐野。今回は、脱ぎはしなかったがそのまま、客席へ。その様子に思わずKEVINが笑みをこぼす。
全力疾走したあと、センステに戻り、座り込みシャウト。そして終盤では結局、Tシャツを脱ぎ捨て、走ってセンターステージへと戻っていった。運動量が凄まじい。



しかし、BLUEでのステージが一番、抑えていたのかもしれない。REDではほぼ最初からTシャツを脱ぎ捨てる。センステで寝転がりながら歌う佐野のそばで膝をつき、ギターを弾く田中雅功、ベースを床に置き爪弾く高田彪我(このあとのMCで「お琴みたいに弾いていた」と吉田仁人談)とステージ上がすごいことに。さらに、最後はEIKUが佐野にTシャツを脱がされる事態となった。



もしかすると、今年のエビライで特に印象的なパフォーマンスとなったのではないだろうか。



個性的すぎる!? バックヤードグランプリ開催

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バンドで客席の度肝を抜いたところで、キュートな2人組が続々とステージに登場する。
公園によって、最初に登場する2人組が違うようでこれも見どころのひとつだ。
全員で「恋のDing Dong」を披露したあと、ここではFUMINORIと吉田仁人が残り、企画コーナーへ。客席も腰を下ろし、しばしのインターバルだ。



しかし、インターバルを取っているのはメンバーも同じだ。「裏の様子が気になりますよね」と吉田。ここで開催されるのがエビライ「バックヤードグランプリ」。
1公演目は「差し入れグランプリ」。



3人のメンバーが、自身が持ってきた差し入れについて30秒のプレゼン。それを聞いた上で客席の拍手の大きさによってグランプリを決める。
バックヤードの差し入れをレポートするのは大倉空人だ。



まず、1人目のエントリーはさくらしめじの田中雅功。持ってきたのは某人気漫画60巻分。エビライのテーマがCRUISEということで海にまつわる漫画だ。「エビライって待ち時間長いんで。みんなこれを読んで暇を潰してくれたらな」とのこと。
ちなみに漫画60冊を2日に分けて持ち込んだとのこと。



2人目はICExの竹野世梛。自信はまあまあ、と言う竹野は「ゼリーを持ってきました!」とにっこり。「おいしい果肉が入ったゼリーなのでトークでつかれときにちゅるっとすぐに食べられるんで」。吉田からは「めっちゃいいじゃない!」と絶賛。



3人目はBUDDiiSのTAKUYA。
自信はめちゃめちゃあると持ってきたのは「いちごのチョコ」をたっぷり。大きな瓶に満杯だ。「ちょっとした隙間時間に糖分を摂取していただきたいということで、ガッと掴んでかじりついていただきたい、と今回選びました!いっぱい食べて、集中力を高めましょう!」
吉田は「なぜ個包装をわざわざびんに詰め直したのか」という疑問を呈しつつ、「これ勝負になってる?」とわずかに不安げな表情も。
客席の判定は、かなり僅差。



吉田の判断でグランプリは田中雅功。この結果に本人は「そんなわけないじゃん!」と驚きの表情を浮かべた。



2公演目は夏コーデグランプリだ。
楽屋入りするときの夏コーデが気になるところ。吉田も「後輩たちもすごくオシャレ」と太鼓判を押す。こちらも3人がエントリーした。



1人目めはLienelの高桑。
「いま中学生なので中学生らしくプールな服で」とのこと。手にはイルカの浮き具と夏らしさ満載だ。
2人目はNAOYA。そのファッションセンスには定評があるNAOYAだが、なんと虫取り少年コーデで登場。吉田からは「お前だけはふざけちゃダメだよ、ここは!」と声が飛ぶ。しかし、虫取り網を振り回す様子はかわいい。
「虫を採りに行くぞ、という」スタイルだそう。こちらも楽しそうな夏休みを彷彿とさせる。「やっぱりわんぱくさが……」楽屋レポーターの大倉。



「不安が続く2名ですが……」という大倉が3人目にコールしたのSUPER★DRAGONの田中。いろんな意味でやんちゃスタイルだ。ステージにいる吉田とFUMINORIからも「いろいろ気になる」「サングラス2個つけてるし」とツッコミが飛ぶ。



ポイントを聞かれ「このあと空いてる? 君のことナンパしちゃうけど」と田中。
ネックレスが多過ぎ、ブレスレット4連とジャラジャラ、チャラチャラである。
3人が出揃うと、なかなか独特なスリーショットだが、グランプリはNAOYA。
田中がダントツで少ないということにカメラに向かってガンをつける。
グランプリはNAOYA「一緒に虫取りに行こうね~!」



おそらく最下位であろう田中からは「大人を恨みます」とのコメントが残された。



3公演目は「切ないほど甘く情熱的なLED ISLAND」ということで甘く情熱的なセリフや演技で魅了する「情熱アクトグランプリ」。
状況設定カードを引き、用意された小道具も活用して一番情熱的な演技を見せた人がグランプリというものだ。。



エントリーしたのはM!LK・曽野舜太、超特急・ユーキ、原因は自分にある。・武藤の3人。全員、メンバーカラーは赤である。
松岡修造さんの息子、曽野舜太です!情熱は誰にも負けません」(曽野)、「情熱だけでここまで来ました!」(ユーキ)、「情熱でカップラーメン作りますよ!」(武藤)という気合いのコメントをしたところで早速対決スタート。



トップバッターは武藤。「夜のエアポート」という状況設定カードを引いた武藤は麦わら帽をかぶり「君に伝えたいことがあった。この先、生きてく上で夢や目標に地図なんてない。羅針盤は自分の心にある。自分の信じる道を行け!」と良い声で決めた。



大倉からは「さすが我らが潤!」とコメントがあったが、ユーキは「絶対最後でしょ、この人。絶対最後だよ!」そんなユーキは夏祭りという状況でのアクト。
夏祭りのうちわを手にして「もうすぐ大きな花火があがるよ。大きな花火があがったら…熱いキスをしよ」とキス顔。大倉は「僕、先輩いじれないのでそちらお願いしまーす!」とステージに振る。「ちょっとズルさが出ましたね」と吉田。
「夏の海辺」がテーマの曽野はイルカの浮き具に乗っかり、泳ぐようなモーションをとりながら「この海さ、わたりきったらさ、アメリカつくじゃん?アメリカついたらさ、熱いキスしよ」と笑顔。
グランプリは曽野。「最高――!!」と笑顔を弾けさせた。



EBiDANの番組からついにユニットが登場

後半は「DAN!DAN!EBiDAN!」企画ユニットだ。「DAN!DAN!EBiDAN!」はテレビ東京で放送中の「EBiDANの魅力がDAN!DAN!世の中に広がっていく!」をコンセプトとしたレギュラー番組だ。毎週、さまざまな企画でEBiDANの魅力を引き出しているが、その企画から結成されたユニットだ。



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トップバッターは「IKE!IKE!福男ランキングドリームユニット」だ。番組内で発表したブレイク運ランキング上位4人と残念ながら振るわなかった下位4人のメンバーで構成されている。参加メンバーは、シューヤ(超特急)、山中柔太朗(M!LK)、柴崎楽(SUPER★DRAGON)、杢代和人(原因は自分にある。)、MORRIE(BUDDiiS)、阿久根温世、志賀李玖(ICEx)、近藤駿太(Lienel)だ(ちなみに杢代と志賀は生年月日が一緒である)。
披露する楽曲は「Lucky Ageryuo」。ランキングによって衣装も白と黒と対象的、振り付けのフォーメーションにも取り入れられている。歌詞にはラッキーアイテムとして番組内に挙げられていたものも含まれていたりとユーモアもありつつ、かわいい振り付けに会場は釘付けだ。そこにMORRIEやシューヤが力強いボーカルで歌い上げ、杢代はラッキーをおすそ分けするように軽やかにステージ上を走り回る。さらに山中の甘いセリフには会場からも大歓声が上がった。



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2組目は世代別ドリームユニットだ。世代別に小エビから甘エビ、車エビ、伊勢エビにわけられており、参加メンバーは伊勢エビがタクヤ(超特急)、佐野勇斗(M!LK)、KENSHIN(ONE N’ ONLY)、志村玲於(SUPER★DRAGON)、車エビは、山中、ジャン海渡、飯島颯(SUPER★DRAGON)、YUMA(BUDDiiS)甘エビは長野、小泉光咲(原因は自分にある。)、HARUKI、SHOW(BUDDiiS)甘エビはハル(超特急)、竹野世梛、八神遼介(ICEx)、高桑真之(Lionel)の16人と大所帯だ。歌唱する楽曲は「飛躍」。



それぞれにスタンドマイクがあるが、そこには世代ごとのエビがついており、徹底している。バックスタイルからスタートするため、スタンドマイクを手に正面を向くと、客席から笑みが漏れる。世代ごとになんとなく衣装が統一されているのも印象的だ。フォーメーションを組みつつ、全ての世代にスポットが当たるのが嬉しいところ。スタンドマイクパフォーマンス!?も披露し、会場を沸かせた。



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3組目は「歌おう!ドリームユニット」。振り返れば、わりと歌う機会が多いDAN!DAN!EBiDAN!。メンバーはタカシ(超特急)、佐野、山中(M!LK)、田中(SUPER★DRAGON)、高田彪我(さくらしめじ)、TETTA(ONE N’ ONLY)、武藤潤(原因は自分にある。)、SHOOT(BUDDiiS)、千田波空斗(ICEx)、武田創世(Lionel)。タカシと千田から始まる曲は「More Than Precious」。ボーカルをしっかりと聴かせていく。真っ白な衣装に身を包み、しっとりと披露。普段あまり聞くことができない組み合わせのハーモニーが新たな化学反応を生み出したのではないだろうか。



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続いて登場したのは、原色のスーツに身を包んだMORRIE、KEVIN、シューヤ、EIKU。SUPER CREATIVEユニットだ。曲は「HERO」。
4人の歌声が響く中で、センターステージにHAYATOが登場。ラップで強い存在感を示す。さらに客席にジャンが登場し甘い歌声を加え、どこかスタイリッシュなステージングを展開した。実はこちらの楽曲はKEVINが作詞作曲、ジャンはラップ詞で制作に参加。
昨年、KEVINは療養で活動休止中だったため、エビライには欠席。その際、総監督のユーキがKEVINに楽曲制作を、ということを口にしていたが、それが叶えられたことになる。



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それぞれのユニットで改めてEBiDANのパフォーマンス力の幅広さを見せつけたが、ここでは終わらない。続いてはEBiDAN DANCE部のステージだ。



まずは高岡ミロが「ぶち上がる準備できていますか!」と煽り、長野凌大とともにDJタイムで盛り上げていく。EBiDANの楽曲と、クラップと掛け声で一体感が高まる。



そして、センターステージにトップバッターの筒井俊旭(ICEx)が登場。タップダンスでスタートだ。タップ音に合わせて手拍子も湧き起こる。続いては、サイファー参加のメンバー全員でパフォーマンスを披露。全員で、というものもあれば、組み合わせに分かれて、というシーンもある。



センターステージに移動するとダンスバトルへ。DJブースが盛り上げる中、バトルスタートだ。
超特急のアロハから始まり、玉木盛柊(EBiDAN NEXT OKINAWA)、ICExの山本、森田璃空(Lienel)が激しいダンスを見せ、塩﨑太智(M!LK)へ。



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曲調が変わり、池田、黒木将盛(EBiDAN NEXT TOKYO)とクールなダンスへ。
ジャズダンス経験もあるSHOW、さらにユーキはしなやかなダンスを見せていく。2公演目ではFUMIYAとセクシーな絡みを見せる場面も。



そんなFUMIYAのパートでは兄のHAYATOが加わり、高尾兄弟でのセッションでファンを楽しませたあと、HAYATOはソロでも魅せる。
EBiDAN NEXT OKINAWAの玉木、西田瑛音の2人が見せ、FUMINORIへ。
続いて、ドラム、ボーカル面でも魅了したEIKUからMASAHIRO(超特急)、西田。ラストブロックを飾るのはSUPER★DRAGONの志村玲於、EBiDAN NEXT TOKYOの荘司亜虎で締めくくった。



と、1公演目と2公演目は同じ順番で展開していったが、3公演目ではフリースタイルに。ユーキがマイクを握り、仕切っていく。
1公演目、2公演目ではタップのみだった筒井、さらにはDJに徹していた長野も参加。
それぞれがここまでとは異なるダンスを見せ、よりのびのびと楽しそうにしているのが印象的だ。年齢、先輩後輩関係なく、我こそは!と飛び出し、刺激を受けて新しいものが生まれてきそうで会場も熱気にあふれた。



グループ同士のコラボも必見

【3公演ALLレポート】ひとりひとりが主役だった『EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024』ライブレポート「これからも夢をつかみにいきましょう!」

いよいよエビライも終盤戦。ここからより盛り上げていく。
まずはさくらしめじが「simple」を。ICExの面々がバックでフラッグを振り、花を添える。そう、ここではグループ同士のコラボレーションを見ることができる。



【3公演ALLレポート】ひとりひとりが主役だった『EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024』ライブレポート「これからも夢をつかみにいきましょう!」

さくらしめじに続いてはLienelが登場し、1公演目と3公演目ではM!LKの「テレパシー」、2公演目では超特急の「My Buddy」をコラボ。



【3公演ALLレポート】ひとりひとりが主役だった『EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024』ライブレポート「これからも夢をつかみにいきましょう!」

2番からはLienelのみで、後半から先輩たちが登場、ラストは2組一緒にパフォーマンスを繰り広げていく。先輩と後輩のツーショットがどれも微笑ましい。



続いてはBUDDiiSが登場し、「The ONE」を。ライブで定番の楽曲だ。ここにONE N’ ONLYのメンバーが加わり、一緒にパフォーマンスを展開していく。
そして、この楽曲では、メンバーが電話をかけて甘い一言を言う、という演出があるのだが、今回はワンエンのメンバーが担当。



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1公演目はEIKU。「そうだなあ、今日ひとつだけ伝えたいことがある。…好き」とはにかむ。2公演目は「待ち合わせ場所ついたけどどこにいるの?どこ!?……あ、大好きな子みっけ」とNAOYAがにっこり。ラストはHAYATO。「急にごめんね、マジでごめん、ガチでごめん! 1回しか言わないから、ガチで、ガチで……大好きだよ♡」。実はこれは、弟のFUMIYAが担当したときに言っているセリフだ。



ド派手なBUDDiiSのスーツ姿にワンエンのオレンジ衣装が加わり、夏!を感じる。がさらに、ワンエンが「EVOL」で夏のムードを盛り上げていく。BUDDiiSはそのままステージに残り、ダンスで盛り立てる。メインステージでは炎も上がり、熱気も増すばかり。サビの「エヴォエヴォ!」の部分では客席からも声が上がり、全員で楽しんでいく。



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続いては原因は自分にある。が「原因は君をにもある」。長野がクラップを促し、さらに一体感を高めていく。気合いの入ったステージ見せていく。
「原因は君にもある。」では「明らかに君のせいだよね?」という杢代のパートがあるがYELLOWでは「明らかにエビライ、きみたちのせいだ」、BLUEでは「明らかに潤くん誕生日おめでとう」と武藤の肩を抱く。そう、8月18日は武藤潤の誕生日である。REDではテーマにそって「ねえ情熱的に愛してるよ」。



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このタイミングでSUPER★DRAGONがダンスで加わり、16名でのパフォーマンスになる。
そして、スパドラへバトンタッチするとおもむろに田中がサングラスをかける。披露するのは「So Woo」。BLUEではげんじぶからの流れを受けて、冒頭でジャンが「武藤潤、おめでとう!」と祝った。武藤が古川のサングラスをかけているという貴重な場面も。



スパドラがげんじぶのダンスを踊っているのが新鮮なのだが、2グループのダンスのタイプが異なるのだ、ということがよく分かるのも改めて興味深い。げんじぶは頭からダンスで参加。逆にげんじぶがスパドラのダンスを踊っているのも新鮮。2グループのメンバー同士が目を合わせながらステップを踏む様子は楽し気で、見ごたえもバッチリだ。



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ICExは1・3公演目では超特急の「My Buddy」を、2公演目ではM!LKの「テレパシー」を先輩。ここでもかわいさが渋滞する。先輩と後輩のツーショットがやっぱりかわいいのだが、ライブ全体を引っ張っているユーキのかわいさのギャップも光る。



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そしてラストは「最高に笑顔で終わりたいと思います」とユーキ。「明日に向かって『New day New wave!』」とタイトルをコールした。さくらしめじが楽器隊を務め、全グループで息の合ったパフォーマンスを見せ、本編を締めた。



【3公演ALLレポート】ひとりひとりが主役だった『EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024』ライブレポート「これからも夢をつかみにいきましょう!」

メンバーが去ったあとのステージでは、スクリーンにエビライのレッスンの模様が映し出され、客席を喜ばせた。
映像のあとすぐに会場から沸き起こった大きなアンコールに応え、まずは「恋心」からスタート。2階席にもトロッコで登場するメンバーもおり、会場の上の方にまで会いにいった。メンバー同士が楽しそうに戯れあい、笑顔を見せる様子も多く観られた。さらに、それぞれから、サイン付きのボールも飛び交った。銀テープも飛び、華やかだ。さらに、メンバーが客席へ。最後は「Believe your smile」で曲を歌い終えるギリギリまでファンの近くでそれぞれが手を振り続けた。



アンコールのお礼をリョウガが改めて述べたあと、各グループから代表してメッセージを伝えた。ここではRED ISLAND、全てのパフォーマンスを終えてのメッセージを紹介する。



Lienelは森田があいさつ。中学生の武田と高桑は不在だったが、ふたりのうちわを手にしていた(最初にリョウガとカイのうちわを見せるというボケも)。「6人合わせてLienelなので、これからもみなさん応援よろしくお願いします!」



ICExは志賀。「EBiDANのこともっと好きになりましたか!」「ICExのこと好きになりましたか!」と会場に向かって声をかけ、「僕たちも大好きだよ!」と笑顔を見せた。



BUDDiiSはFUMINORI。「BUDDiiSとしてはまだそんなにEBiDAN THE LIVEを経験してきてはいないんですけど先輩方が築き上げてくれたステージにBUDDiiSでこうして立てて、EBiDANの歴史をリハーサルからも本番からも感じることができて、関わってくださるみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです」と言い、感謝を伝えた。
原因は自分にある。の武藤は「2日間、みなさんとステキな船旅を楽しめたんじゃないかと思います!」とシンプルに。



ONE N’ ONLYはTETTA。「やっぱりEBiDANって最高だな、って思いました」と言ったあと、「最後にひとつだけどうしても言いたいことがあります。俺も脱ぎたーい!」とTシャツを脱ごうとするTETTAをワンエン5人で抑えようとする。が、そこに佐野が割って入り、逆に脱がせようとする。TETTAは「次は絶対に脱ぎます!」
さくらしめじの彪我はその流れで「じゃあ脱ぎます!」と言い、雅功は静観し、逆に佐野が止める一幕も。



そして、「少しでもこのグループいいな、と思ったり気になったりしたら、ぜひ次のステージに足を運んでください、みなさんいいですか! だから、次のステージでお会いしましょう!」と元気いっぱいに呼びかけた。



SUPER★DRAGONは古川。「みなさん熱い夜になりましたか! REDな夜になりましたか!」と会場に向かって問いかけ、「俺たちも最高に熱かったです!」。さらに、メジャー2枚目となるCDのリリースとリリイベについて触れ、「我々遊び足りないので遊びに来てください!」とアピールした。



M!LKは佐野。「みなさまこのたびは多大なるご迷惑をおかけしてすみませんでした。そしてEIKUファンのみなさん、すみませんでした!」とまさかの謝罪。
初日のYELLOWのバンドパフォーマンスで脱いで大人に怒られたという佐野だが、裏ではEBiDANメンバーが「明日も脱げよ、って言った!」。「超特急さんなんて先陣切ってタクヤくんとか『お前脱げよ』って言ってきたじゃん!」と訴えたがタクヤはしれっと「そんなこと言ってない」と返し、客席の笑いを呼んだ。



ラストは超特急。ユーキが想いを伝えた。
「EBiDANメンバー、ひとりひとりが主役だと思っています」と言い、「この3公演、このメンバーじゃないとできなかったステージだったと思いますし、日に日にみんなメンバーが成長していて。もともと150人とか500人とかそれぐらいのキャパでやっていたEBIDANが代々木に立てることができて。先輩が作ってきてくださった道を僕ら超特急とDISH//が一緒に歩んできた中で、DISH//はそれぞれの活動をしながら、僕ら超特急はこんなにも最高の仲間と一緒にステージ立てることができています」と力強く言葉を紡ぐ。



「来年もっともっと、今のこのライブをはるかに超えていくので、みなさんもっと楽しみにしていてください。マジ、EBiDAN最高です!」と笑顔を見せた。
最後はEBiDANメンバーと会場全体で「ソイヤ!」で締めた。



……が「今日は何の日!?」とリョウガ。会場からは少し自信がなさそうなレスポンス。合ってる、合ってるともう一度リョウガが問いかけると声が揃う。ということで、ここで武藤潤の誕生日がサプライズで祝われた。
センターに連れ出された武藤潤はレインコートを着せられ、「お誕生日おめでとう」の襷がかけられた。



そして誕生日おめでとう!という言葉と共にパイが顔にぶつけられ、「武藤泡(あぶく)です!」と嬉しそうに顔をほころばせる。
「このサプライズは嬉しすぎて、本当にありがたいです」と喜びをにじませる。アンコールでは行く先々でファンからおめでとうの声をかけられ、涙ぐんでいた武藤。EBiDANのメンバーからも誕生日プレゼントをもらっていたという。



裏で今日が誕生日だと言っていたらしいが、「サプライズしたくて。塩対応したのはこれがあったから」とユーキ。超特急先輩の対応に「終わったかと思いました」と武藤は「そういうことだったのか!」と安堵の表情を見せた。
そしてリョウガに「EBiDAN、これからどうなっていきたい?」と問いかけられ、「夢をつかみにいきましょうよ!」と腕を突き上げ、会場を沸かせた。



3公演にわたる「冒険の旅」。来年はどんな世界を見せてくれるのか。気が早いかもしれないが、ユーキもすでに来年のことを示唆してくれている。これはやはり期待せずにはいられない。



(取材・文/ふくだりょうこ、撮影/米山三郎 / ウチダアキヤ)



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